世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「うーん」

2010年12月08日 23時27分10秒 | Weblog
心療内科デー。

病院に到着後、待合室で本を捲っていたら、母親とおぼしき女性と女児2人が入ってきた。見るからに落ち着きのなさそうな子である。嫌な予感は的中し、その子らは待合室をローラーが付いた靴で愉快そうに滑りだした。まるで光GENJIのようである。名付けてパラ銀姉妹ってか。親は注意せずに携帯を眺めていた。
子が発する甲高い声が私の脳神経を刺激する。辛いと思う。逃げたいと願う。「2010年辛かったことランキング ワースト10」圏内にノミネート確定。子供、大嫌い。こういうとき、自分には育児は向いていないと強く実感する。
女児を睨むが、どうも彼女は鈍感力に長けているのか、ガン無視をされてしまう。
ついには癇癪を起こして、読んでいた本を床に投げ捨てて頭を抱えてしまう私。だが、鈍感力を兼ね備えた彼女らには私の苦悩は届かなかった。
精神科に来て精神を病むってどうよ…。震えが始まり、動悸も強くなった。必殺ソラナックスで克服。眠気で苛立ちが飛ぶ。

今日の心療内科は空いていたので待ち時間は1時間半。
ふらふらとしながら診察室に入る。良い感じでソラナックスが効いてきた。
「どうですか、最近?」
とクマ医師。
最近、っていうか、さっき、待合室の子供の奇声がうるさくて辛かったのでソラナックスを飲んだ旨を報告。
クマ医師にも聞こえていたらしく、「ああ」と言いながら、彼は電子カルテに何かを記載していた。
ああ、じゃねぇよ!
こっちは地味に拷問を受けていたんだからね!
ちゃんと注意しておいてよね!

でも、言えず。
「言えないよ」(郷ひろみ)

最近、「このままだといけない」と思い、1ヶ月ぐらいビジネス文書検定の勉強をして、日曜日に試験を受けたことも報告。
クマ医師、喜んでいた。
まああなたが持っている医師免とはほど遠いもんですが。

しかし、私の一挙一動をこんなにもリアクション豊かに喜んでくれる人は親以外にいようか(いや、いない←反語)。

「出来具合はどうでした?」
「結果はいつ出るんですか?」
と聞かれた。
これは落ちていたら罰ゲームか何か用意するつもりだな?クマ医師。

仕事面はどうか?とも聞かれた。
最近時間があるので吉熊上司に「何か、ございますか?」と伺った。
吉熊上司は、
「うーん」
と腕を組んだきり悩みに悩んでしまった。

腕を組んで「うーん」と唸っている吉熊上司の表情までも再現し、クマ医師に報告した。
クマ医師はその様子に「くっくっく…」と笑っていた。
「そんな日もありますよ。いつもの6割ぐらいのスピードで仕事をすればいいんです」
と、言った。

心が少し晴れた。

あと、
「あなたは心が柔軟なので、他の人よりも早く良くなっていますよ」
と絶賛された。
まあね。
パキシルも飲んでることだし。
それにクマ医師の認知行動療法も素晴らしいし。

診察室を出て会計を待っていると、パラ銀姉妹が私を見ていた。帰るときも。ずっと。もしかしたら彼女たちは遊んでほしかったのかもしれない。もしそうだとしたら、なんだか悪いことしたかなーと、ちょっこし反省した。
うーん。

処方変更あり
パキシル、マイスリー、防風通聖散

パリエットはラベプラゾール(ジェネリック)という薬になった。
初ジェネ。

防風通聖散はむくみ、のぼせ、肩こりの軽減のために飲んでいるのだが、これを飲むようになってから、生理痛が恐ろしいほど無くなった。