世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

密会前の愛人

2005年11月27日 22時43分29秒 | Weblog
シャワーブースにて髪と体を洗う。
化粧して髪を乾かし、ヒルトンホテルのティールームで軽食とお茶をした。
吉熊はバッグで寝ていたので、私一人である。
女性一人、夜のホテルのティールームで軽食。

なんか。
なんか、なんか。
インビではないか?そう思うのは私だけ?

密会前の愛人みたいではないか。

ホテルって、ゴージャスな非日常を孕んでいるよなあ。
嗚呼、妄想が止まらない…。
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秋は夕暮れ

2005年11月27日 22時39分58秒 | Weblog
ヒルトン小田原スパ&リゾート。
元々第三セクターが経営していたが、この不況で経営権をヒルトンに売った云々ということを以前経済番組でやっていた。

ヒルトンホテルでは、お日柄が良かったのだろうか、結婚式が何件か開催されていたもよう。綺麗に着飾った老若男女が行き交う。

スパは水着着用。
身長153センチの私はSサイズの水着をレンタル。
しか~し、腰骨が張っているため、なかなか入らない。
更衣室でモゾモゾしてしまった。
腰骨…?
いや、もしかして尻が垂れたのだろうか。
他の部分はパカパカゆとりがあるというのに…(特に胸…欝)。

館内には温水が張られたプールが多く点在していた。
大きい窓から降り注ぐ太陽の光が気持ち良い。
屋外に出ると、円形の温水プールがあった。
真ん中に噴水があり、極楽浄土という言葉がぴったり。

前方には海・海・海!
海無し県で生まれ育ったせいか、海を見ると激しく萌えてしまう。
右手には山。

少しの間に、山入端が一層刻々と濃くなる。
清少納言の「秋は夕暮れ」のフレーズが頭を回る。
彼女と季節を共感できた気がして嬉しい。
あっちは十二単、私は水着だけども。
夕暮れになると山って黒くなるんだね。
空は茜色に染まり、山と空は絶妙の色彩対比を奏で始めた。
流れに身を委ねながら、ぼんやり眺める。

円形プールの水中は微妙に流れがあり、縁につかまっていないと「ドンブラコッコ」と流されてしまう。箇所によっては、濁流がある。
縁につかまりながら、地元の「黒川の里 ふれあいプール」を思い出す。
下都賀郡及び宇都宮市南部で育った私と同世代の人は、夏休みに一回はあそこで泳いだはず。「流れるプール」の出現は、あの地域では画期的な出来事であった。

額に冷たい空気、首下は生温かい水。

ぷっは~。
極楽じゃ~。
ぬはははは…。

心地良い疲労は、明日目覚めるときっと活力になっているに違いない。
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海を見下ろせる駅

2005年11月27日 22時30分06秒 | Weblog
根府川駅からの眺め。
海を見下ろせる駅。素敵!

潮風と蜜柑の香り

2005年11月27日 22時26分52秒 | Weblog
行き先は「ヒルトン小田原スパ&リゾート」
え?温泉じゃないの?
…いいんです。
スパも温泉もきっと同じ。気持次第である。

小田原で新幹線を降り、根府川駅上陸。
…これがまた、田舎風情満載の駅なんである。
駅前は海。背面は山。
潮風が髪を揺らす。

NHK「小さな旅」に出てきそうな様子。
あのテーマ曲が頭を掠める。

改札に駅員さんがいない。取りつけられたポストに乗車券を投入。
スパまでの送迎バスの待ち時間が少〃あった。
周囲を見渡す。

蜜柑を販売しているテント発見。
赤いネットにくるまれた蜜柑たちが、オレンジ色に輝いている。
ピンキーとキラーズのピンキーみたいなショートカットのご婦人が販売していた。

「食べたいなあ。」
自分が喉が渇いていたことに気付く。

「あの、バラ売りってしてませんか?」とピンキーに尋ねた。
「ごめんなさいね。していないのよ。見てて食べたくなったのね。ふふふ。これ、試食用なの、どうぞ。今度来たらたくさん買ってね。ふふふ。」
にこやかなピンキーに蜜柑を一個もらう。

「ありがとうございます」
ラッキー!タダより安いものはない。
目の前に広がる海を眺めながら蜜柑を剥く。
剥いた刹那、蜜柑の香りが鼻に触れる。
筋を取って一個、口に入れる。
「初物を食べる時は西を見ながら食べるんだよ…」母の教えを忠実に守りたかったが、どっちが西かわからない。

おいしいなあ。
潮風と蜜柑の香りが秋の冷たい風と一緒に、私を満たしていく。

行きは粋に…

2005年11月27日 22時15分51秒 | Weblog
行きは粋に新幹線で!
新幹線を恒常的に利用しない者にとって、あの乗り物は体内の興奮物質増加を促すものである。
ホームに止まっている広島行きの「のぞみ」を見ると「嗚呼、これに乗れば尾道に行けるのね」と、切なくなる。

今回は勿論ひかり。
青い新幹線。
元来の新幹線らしい姿をしている。

吉熊、おおはしゃぎ。
やっぱり君は男の子なんだね。

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おめでとうございます!! 小室哲哉さま。

2005年11月27日 22時10分56秒 | Weblog
11月27日は小室哲哉氏の誕生日である。
おめでとうございます!
47歳。
あなたが白髪頭になり、曲を創らなくなったとしても、私は貴方を愛し続けることでしょう。大好きです。これからも。

彼の作品に「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」という曲がある。

♪温泉でも行こうなんて いつも話してる
 落ち着いたら仲間で行こうなんて でも
 全然暇にならずに時代が追い掛けてくる
 走ることから逃げたくなってる…


そうだよなー。
たまには温泉にでも行きたいわ。
…赤羽の河童天国ぢゃないところがいいな。

今朝、たまたま早く起きたので、そんな気分になった。
日帰り温泉が特集された本を取り出す。
替えのパンツとメイク道具を揃え、お出掛け!

いざ小田原へ!

女の一代記シリーズ3 「悪女の一生~芝居と結婚した女優・杉村春子の生涯」

2005年11月27日 22時02分39秒 | Weblog
杉村春子は、はたして悪女だったのか?
事実婚、不倫、結婚で得たそれぞれのパートナーがたまたま結核で死に、彼女が彼等の死に目よりも仕事を優先したことが、彼女を簡単に「悪女」と位置づけてしまうことに、私は疑問を呈す。
臨終の際だけでなく、結婚生活を犠牲にして仕事を優先することを「悪」とするならば、毎日残業して平日、家族と顔を合わせたことがなかったうちの父は「悪」になってしまうのか。
…違う。
きっと「仕事>恋愛・結婚」という不等式を生きたのが杉村春子…、すなわち女性であったことから、彼女の生き様が伝説になったのであろう。
「女性はどんな時も感情に溺れて流される生物である」という世間に一般流布する常識が、ここで浮彫りになる。それから外れた生き方をした杉村春子は異端児と見なされ、「悪女」になるらしい。きっとそうした方が「世間一般的な常識を持つ視聴者」には分かりやすい→高視聴率、という番組製作サイドの意図も感じる。

杉村さん本人でも「自分は悪女」と悪ぶっていた。それが自らのアイデンティティを心地良いものにしていたかは分からない。
でも、自虐的に自ら悪人ぶらなくては、やってらんない時ってある。
親に対して、恋人に対して。

傷付かないために行う、私特有の防衛手段・威嚇だと思っていたが、杉村さんもそうだったのね…。

杉村春子を熱演した米倉涼子。
着飾るとやはり「黒革の手帖」の元子を彷彿とさせた。
撮影後にお父さんを亡くされたらしい。
天国でお父さんがこのドラマを観ていてほしいと祈りながら観た。
JJモデル時代から比べ、彼女は物凄く洗練されたと思う。