世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

胃との初対面

2005年11月09日 14時10分50秒 | Weblog
胃カメラ終了。
不安でいっぱいだったが、別に大したことなかった。
飲む過程で「上手ですね。上手ですよう。」と誉められ、
映し出される胃の画面を「綺麗です」と評され、
満更でもなかった。
「上手」と「綺麗」という単語にめっぽう弱い私。
胃の中でカメラが動く。
時々空気が流し込まれる。気持悪い。

涙と涎の洪水の中、頭上の画面をしっかり目を見開いて見た。
好奇心は苦痛を乗り越え、ピンクの襞を目で必死に追う。
「凄いですね。初めてなのに画面を見られる余裕があるなんて。どうぞ見てください!」
おだてられりゃ、木にでもエベレストでもホイホイ登れる私。

胃との対面は不思議なものだった。
胎児をエコー写真で見る心境に似ているかもしれない。

食べている物を暗闇で文句も言わずに淡々と消化してくれている、胃。
君の存在を忘れていた私を許しておくれ。
初めて光を当てられて恥ずかしそう。

いつもありがとう。

マウスピースをつけられているから上手く言えなかったが、
私は小さな声で胃に感謝の意を述べた。

終盤、気付くとトトロ医師のズボンを握り締めていた。慌てて離す。

結果は慢性胃炎と逆流性食道炎。
上手く付き合っていくしかないらしい。

逆流性食道炎は、胃の上部分の絞まりが悪いため、胃液が食道に向かって逆流するらしい。食道は身に纏う粘膜がないため、胃酸によってダメージを受ける。ミゾオチが痛かった原因はこれだったのか。
油っぽいものはなるべく避ける食生活をデザインせねばなるまい。
あとは、「メンタルな部分を上手くコントロールしよう」トトロ医師にそう言われた。

生理前、私は自分をコントロールできないぐらいイライラする。
イライラすると胃痛を発するので、生理前をいかに安らかに過ごすかということも今後の課題だ。

筋肉注射は無かった。
せっかく可愛く断る練習をしたというのに。徒労に終ってしまった。

メールやブログにアドバイスをくださった皆さん。本当にありがとうございました。そしてご心配をおかけしました。
朝から何件もの励ましや応援メッセージを読み、ウルウルしてしまいました。

胃の写真は頼み込んでゲットした。
トトロ医師に「どうして欲しいの?」と驚かれた。
「…趣味で」
と答えた私。
トトロ医師は「この子は絶対ストレスとは無縁だな」と思ったに違いない。

画像は病院前の公園で。
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