<ザ・特集>脱原発「6万人」デモ 「子供守ろう」母の声届け(毎日新聞)
東京都内で19日に開かれ、6万人(主催者発表)もが参加した脱原発デモ「さようなら原発5万人集会」。来年2月までに1000万人の署名を集めようというプロジェクトの一環だが、果たして脱原発の強力な推進力となりうるのか。一緒に歩きながら考えた。【宍戸護】
◇娘からセシウム検出。将来の健康影響、不安 「福島だけではなく、国の問題として広がってほしい」
午後1時半、集会開始時刻には、会場の明治公園(東京都新宿区)はいっぱい。会場からあふれた人々で周囲の路上まで埋まっていた。舞台前のアスファルトには、ピンクの水玉模様の横断幕を持った小学生3人が座っていた。幕には「げんぱついらない!!」。ひらがなの上にはかわいらしい手のイラスト。山形県米沢市に避難している渡辺加代さん(35)の長女(9)=小3=は「(原発)バイバイの意味だよ」とポツリ。
参加者6万人のうち、福島関係者は数百人。渡辺さんは午前5時50分米沢発のバスに乗ってやってきた。
一家は福島第1原発事故前まで福島市に住んでいた。事故後、渡辺さんは放射能のイロハから調べた末、子供の健康への影響を心配し6月から2歳の長男と長女を連れ米沢に避難。夫は地元で仕事を続け、家族は二重生活を送っている。これまでデモと無縁だったが、今回は声を出さずにはいられなかった。「長女の尿から放射性セシウムが検出された。国や自治体は何でも『安全』と口をそろえるが、『将来の健康影響は分からない』が実態。こうなったら自分たちで行動を起こすしかないでしょう」
集会場では、作家の落合恵子さんが「ひらがなしか知らない小さな子供が夜中に突然起きて『放射能来ないで』と泣き叫ぶ社会を続けさせてはいけない」と訴え、作家の澤地久枝さんは「今日まで一人の戦死者も出さなかった戦後は、二度と戦争はさせないと決心した日本の女たちの力だと思います。命をはぐくむ女性たちが役割を果たすべき時は今です」と熱弁を振るった。
さて、このデモを大きく取り上げないメディアは原発推進勢力だとレッテルを貼られたりするわけですが、その実態はどれほどのものでしょう。取りあえず、何かに連れ子供が御輿として担がれているのが嫌ですね。どうも日本人はカマトトぶったペドフィリアと言いますか、性的な要素に関しては道徳家ぶって拳を振り上げる一方で、子供を売りにする手口には何の罪悪感を持っていないように見えます。つまり「子供であること」をアピールポイントとして人の気を引こうとする、そういうやり方には何の疑問も持っていない人が多いのではないでしょうか。子供の自己決定権など微塵も考えず、大人である自分の言いたいことを子供の口から語らせる、全くもって嫌らしいやり方だと思います。
この記事で取り上げられた渡辺加代さん(35)は、子供を連れて避難、夫は地元で仕事を続け、家族は二重生活を送っているそうです。こういう生活を余儀なくされた子供がかわいそうですね。これが「放射能のイロハから調べた」結果というのですから憐れなものです。渡辺加代さん(35)が正しい情報を受け入れていれば二重生活を子供にまで送らせることにはならなかったはずですが、ネットや週刊誌を中心にオカルトじみた怪情報が溢れている中では、現実とはかけ離れた放射「能」の脅威を真に受けてしまう人も少なくないことがわかります。
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あたかも、今まで放射性セシウムが検出されることがなかったかのごとく勘違いしている人はさておき、ちょっとは名の知れた作家もまた奇妙なことを口にしています。何でも澤地久枝によると「今日まで一人の戦死者も出さなかった戦後は~」と。兵站もまた戦争の一部であり、その活動過程での自殺も戦死に数えれば戦死者が出なかったとは言えない気がしますが、たぶん兵器を以て前線で戦うことだけが戦争であり、兵器によって死ぬことだけが戦死だと思っている人もいるのでしょう。そうでなくとも経済的な困窮から自殺したり、林業みたいに本当に危険な仕事で死んだりする人はいるわけで、戦死者さえいなければ胸を張れるのかと突っ込みたくもなります。まぁ、放射「能」による影響さえ避けられれば他は気にしないような人であるなら、このような発言も納得できるでしょうか。
そして落合恵子曰く「ひらがなしか知らない小さな子供が夜中に突然起きて『放射能来ないで』と泣き叫ぶ社会を続けさせてはいけない」のだとか。う~ん、「放射能が来る」とか子供に擦り込んだのは誰なんでしょう? 少なくとも今の日本では核実験が盛んに行われていた時代を大きく上回るような放射性物質が飛んでくることはないですし、雨が降ると大気中のラドンが降下して放射線量が増えるとか、黄砂と一緒に極微量の放射性物質が飛んでくるなんてことはあるにせよ、それは原発とは関係のない話です。たぶん、「放射能」なる放射性物質とは全く異なる未知のエイリアンについてでも語っているのでしょう。その実態の乏しさはレイシストの語る外国人や隣国の脅威と同レベルですけれど。
もし「ひらがなしか知らない小さな子供が夜中に突然起きて『放射能来ないで』と泣き叫ぶ」としたら、それは親など周りの大人が「放射能が来るぞ」と子供を脅しつけたからです。反原発の旗印として担ぎ上げるべく子供に恐怖を擦り込む親が続出しているとしたら、それは間違いなく憂慮すべき事態であり、このような社会を続けさせてはいけないと言えます。そうでなくとも、煽られた放射「能」の脅威を真に受けて一家離散で移住したり、福島の住民や産品を排除の対象にしたりと被害は随所で深刻化しているわけです。損害賠償を求められるべきは事故を防げなかった東京電力だけではなく、この落合恵子や武田邦彦、あるいはAERAなどの煽り系週刊誌もまた同様ではないかと私には思われてなりません。
こんな調子でいいわけ?明治公園反原発デモ - Commentarius Saevus
あと、一番ひどいと思ったのがこのプラカード。十歳にもならない女の子が持たされていた。
…なんかもうこんな文句書かせて子どもに持たせるなんて親の常識を疑う。まず「放射線を浴びた女性は子どもを生んではいけない/子どもを生めなくなる」というような実に怪しい認識をほのめかす文句で、「福島の女性は子どもを生んではいけない」みたいな差別につっこんでいく五秒前だよ。その上生理もきてないような小さい女の子が「女の子なんだから将来子どもを生んで当然なんだ」みたいなことを自分で思いつくと思う?なんかもういろいろおかしすぎる。
で、これは本当に酷い話です。カマトトぶったペド野郎どもの共感を得るには子供を使うのが格好の手なのでしょうけれど、子供に変な刷り込みを計っては子供に大人の代弁をさせる人の存在は、それこそ児童ポルノ制作者と同レベルに語られてしかるべきものです。広島や長崎の調査結果を見る限り福島でこれから生まれてくる子供に他県のそれとの有意な差が出てくるとは考えにくいところですが、色々と怪しい認識(子供が産めなくなるとか、障害児が生まれるとか)を吹き込む人がいるわけで、そんなものを教え込まれた子供には流石に同情せざるを得ません。加えて上記のプラカードは優生思想(障害者は生まれてくるべきではないみたいな考え方)をも体現しています。こういう代物に対して無反省な人たちって何なんだろうと途方に暮れるところですが、そもそも自覚すらされていないのでしょう。
ブルジョワ新聞の見出しには「母の声届け」と掲げてあります。なにやら子供と母親ばかりがクローズアップされていますけれど、父親はどこに行ったのでしょうか。子供を産み、守り、育てるのは女性の役目であり責任、みたいな感覚もまた、この報道やプラカードからは濃密に感じられるところです。澤地久枝によれば「命をはぐくむ女性たちが役割を果たすべき時は今」なのだそうですが、まぁ実際に産むのはともかくとして子供を守るとか育てるという面では、その役割を女性のものと限定するのはどうかと思います。男性だって命をはぐくんでいる一員ですし、その責任を担うべき、担わせるべきでしょう。反原発デモが広げるのは偏見や恐怖、エセ科学に陰謀論、風評被害や優生思想だけに止まらず、女性/母親の役割に関する保守性でもあるとしたら、ますます以て憂慮されるべきことです。
それは「教えてやること」間違いなく親の役目ですね。「デモをする」とか「原発なくす」とかそういうたいそうなことじゃなく、ただ「教えてやること」それだけなんですけどね。簡単なことです。
人々は長い時間をかけて少しずつ「差別」というものを無くす努力をしてきたはずなのに、ここへ来て「我が子」を使って差別を再生産することに何の違和感も持たない人たち、どうか極々少数派であって欲しいと思います。
つまりこういうことですかね?
あと、細かいようですけど「優生思想」が正解ですよ。
10才の子が、子どもが産めない心配をするとか、放射能を怖れて子どもが泣き叫ぶとか、みんな周りの大人の言動のせいでしょう。
子どもを守りたいなら、親が怯えているそぶりなど毛ほども見せずに包み込んであげるべきではないでしょうか。
放射(能)からだけ守ったってダメなのに…
さんざん煽って怖がらせて、子どもが怖がっているなんて、ふざけるなと言いたいです。
子供が不必要な恐れや不信を抱かないよう、教えることこそ役目ですよね。しかるに子供を使って差別を再生産させようとしているのですから、二重に悪質と言えます。
>ノエルザブレイヴさん
サウスパークは大人びた子供達が主人公の話ですから、たとえとしてはどうなんでしょう。誤変換は訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
>ユルカラさん
この場合に子供を怖がらせているのは、針小棒大に語る周りの大人ですからね。恐ろしいものがやってくるのだと脅しつけるより、まずは安心を与える方が先のはずですが、自分の主張を代弁させることの方が大事な人もいるのでしょう。
女性であることを誇りに思ってるんでしょうね
まあ男だってそうだけどさ
なんつーか、まるで犬だね。
人種や性別…縄張り作って自画自賛
人間もやっぱり動物かぁ
超微弱な放射能で騒いでるくらいですから、そのうち、ニュートリノからも逃げろとか言い出す人が出てくるんじゃないかと思ってます。光より早いですから、当然人体に有害です(?)
子供ポルノも、そのうち、兄弟で一緒にお風呂に入るの禁止条例、とかできても全然不思議じゃないような気がします。
ところで引用された毎日新聞の記事からですが、
>参加者6万人のうち、福島関係者は数百人。
「あぁ、やっぱりな」と思いました。
原発に問題があるのはよくわかったけど、放射能を今すぐに止めることも、具体的な代替エネルギーも今すぐに出来るものでもないんでしょう…?だったら、署名したって…、という意見が多かったです。署名用紙は集会前に来て、呼びかけ人の名前を観て「この人達何やってるんだろう。」と呆れましたが、集会で誇らしげにしていた姿をテレビで観て、呆れ果てました。洗脳されてゆく子供達には悲壮感しかありませんでした。
「放射能」の部分が「~人」になったら簡単にナチスやスターリン時代の再来になりそうで、非常に危ういものを感じます。
労働運動などがいくら起こっても報道しないメディアには常々役割を果たしていないといら立ち覚えていましたが、そのメディア(報道しない思惑は別にありそうですが)に救われる形になるとは・・・
差別の本家をも上回ったということでしょうか。
関係ない話で申し訳ありませんが、いったいどこが「役人天国」なんでしょうか。
まぁ個人単位で、そういうことに誇りを持つのはご自由にとしか言いようのない世界ですが、それが周りに影響する、周りの人にまで押しつけられるとなると、ちょっと考え物ですよね。
>IBAさん
今となっては、どんなトンデモが真に受けられたとしても不思議ではない有様ですからね。次はどんな珍説が飛び出して来るやら……
>毛さん
子供が親から擦り込まれたものを、今度は子供が学校で広める側に回るなんてこともあるでしょうね。放射線と違って、偏見や差別意識は伝染するものですから。それは良くないことだと教える人も出てくるのでしょうけれど、そういう人の言うことを聞いてはいけないと囁く大人もまたいるものと予想されますし。
>アゼンさん
反原発運動も宗教的性格が強いと言いますか、自分たちが信じているものに対して奇妙な誇りと確信を持っていたりするものなのでしょう。大人は冷めた目で見る人が多いと思いますが、一方で子供は親に付き合わされるものでもありますので、その辺は気がかりです。
>ヘタレ一代さん
まぁ、デモの規模相応の取り上げられ方はしているように私には思われるのですが(取り上げられ方が十分でないと感じるのは、デモへの過大評価もあるのでしょう)、その内容の危険性は全くと言っていいほど無視されているところがありますね。単に報道するだけではなく、その内実に切り込むこともまたメディアには求められるところです。
>ルーピーさん
最近は電力会社社員に対してもそうですけれど、その手の人々の頭の中では無限に妄想が広がっていて、実態とはかけ離れたイメージが作られているのでしょう。
>そうねさん
とかく「子供を守る~」という人ほど、その実は子供を思い通りにコントロールしたがっている人ばっかりですから。
>ノエルザブレイヴさん
そういう注目点でしたか。まぁトゥイーク家は最後でダメでしたが、今の日本で子供をダシにしている人はどうなるでしょうかね。
原子力をどう統制していくのかが鍵なのにそこから逃げてる。
ニセ科学批判で有名な早稲田の理工の誰だっけな、UFO野番組に出てた、大月教授でさえ原子力は必要だと述べていました。
まぁ、当たり前ですね。
拙速すぎます。
代替エネルギーがまだ揃ってないのに一体・・・
こう書くとネトウヨ扱いで似てますが違うのはどう統制してエネルギーショックを引き起こさせないか、慎重に議論するというところに尽きると思います。
分かち合うわけがないw
だからまだ早いんですね。
いずれ必ず起きます!
責任は間違いなく東電だけではなく、むしろ脱原発派にあります。
夜中に熱くなってしまいましたすいません。
普段子供のいじめで騒ぐ人たちの偽善者ぶりに気づいたら黙っていられなくなったもので。
まぁ、運動の方を心配していると言うのもなきにしもあらずなのですが・・・・・・
それは小生の子であろうが、孫であろうがです。戦争しなくても良い状況を作り出す努力を大人は精一杯創らないといけないのだけおもイザとなれば身を捨てることも必要。
子供を守るというのは、子供を出汁に自分の主張をすることではなくて、大人の責任として主張すべきこと。
ヒットラーのユダヤ批判の一つが、ユダヤの毒牙からアーリアの女(処女)を守れだったのですから。
今の日本はユダヤに放射能を処女に子供を持ってきたら同じになります。
主さんおデータ、環境系で少しでも放射能をかじった人には常識の範囲なのですが、それを結果として伝えなかったのは小生はじめ専門家の怠慢でしたね。
小生が小学校のころは雨が降ると、頭を覆って、濡れると放射能で禿げる、と言っていたものですが、それも高線量の場合で、中華人民共和国の原爆ではそこまでいかないと知ったのはをれから6、7年後の高校生になって物理、化学、生物を習ったときでしたね。
セシウム137がそのころ(半世紀ほど前)に汚染されて、今でも残っているのは環境系の人間にはこれも常識の範囲ですね。でも何かが起こるわけではありません。
因みにダイオキシンの土壌環境基準は田には設定されていません。過去の農薬でとてつもなく高いからです。でも米には移行しないのですよ。ご心配なく。
今小生は停電の中でキーを打っています。この国(南アジア)では、ロシアの原発を入れることに先日両国が合意しました。
電気が全く足りずに、一日何回も突然停電します。精密工業など操業できるはずもなく、PCすらUPSでも噛まさないと、復帰時の電圧変動でおかしなことが多々起きます。
精密機器に属するものを私用していますが、マザーボードをやられたのが数台あります。誰も保障してくれません。
電気がない、あるいは足りない国というのがどういうものか、我が国民はもっと考えなければいけません。
しかし、何回も言いますが小生は原発はなくすべきと考えています。でもどうなくするかですよ。すぐゼロは無理ですね。温暖化ガスや電気料金の話はどうするのでしょう。そこを踏まえてやらないといけないですね。
ところで、わが国の戦後の戦場の戦死者は存在するのですよ。朝鮮戦争のとき海上保安部が米軍に(今電気が回復しました)協力して機雷除去を行い、支社が出たことはよく知られている(ハズ9ことです。
海保の設立は旧海軍の方々中心でしたし、ここいらの成り行きが海上保安と海自の中の悪さにもなっているようですが。
石油については世界的に原子力どころではない利権があり,それをめぐって大きな戦争が何度も起きています。その犠牲者数は原子力による犠牲者の比ではありません。子どもたちがかわいそうです。石油を使った発電にもどんどん反対の声を挙げていかなければなりません。
(発電ではありませんが)ボパール化学工場事故はチェルノブイリ,福島の比ではない大きな犠牲がでています。何かというとチェルノブイリを引き合いに出す反原発の方々がなぜこの事故にあまり言及しないのか不思議でなりません。化学工業はこのような悲惨な事故を起こす恐れが高く,子どもたちや次世代に禍根を残しますので,プラスチックや石鹸はじめ医薬品にいたるまであらゆる化学工業に反対していかなければなりません。
さてBenさん、思わず反応してしまいました。小生が環境の話をするときに、必ずするのがボパールの事故です。スラムの住民を含め数千人(万人ともいわれています)が一夜で亡くなり、後遺症も続いていると言われています。
残念ながらボパール現地には行ったことはないのですが、インドの都会のスラムを見ると、戸籍制度があるわけではなし、住民登録があるのではなし、これでは何人亡くなったか、誰が亡くなったかもわからないと、変に納得してしまいます。
何回か小生はここで専門家として伝えるのが出来ずに責任がある、と書きましたが、一つだけ言わせてもらえば、どんなに正確に伝えようとしても聞き手側が、理解してくれなければ、馬の耳に念仏になります。
そこを何とかするのが専門家ですが、さりとてどこかの誰かのように、放射性物質の拡散沈着を「青酸カリが撒かれたようなもの」などという破廉恥な物言いはできないし、本当に正確に危険性の程度を理解してもらうのは難しいですね。
煽り立てるだけの専門家は専門家とは言いません。単なるアジテーターです。また何でも安全だというのも間違いです。それはデマゴーグです。
検出された放射線量の数値ですらも、その手の人にとっては騒ぎ立てるためのネタに過ぎないのでしょう。そうして検出された数値の意味や今後の計画なんてものは蔑ろにされてしまうわけです。むしろ騒ぎ立てることで恐怖や不信を広め、差別や排除にも繋がっていることを自省してほしいと思うのですが……熱が冷めるまで時間が掛かりそうな人も多いのですよね。
>YOSHIさん
多少なりとも学ぶ意欲のある人には常識の範囲のはずが、諸々の妄言ばかりが信じられているわけで、まぁ頭を抱えるほかありません。放射「能」の恐怖を頭の中で無限に肥大させつつ、電力不足その他諸々のリスクに関しては全く想像できていなかったり。もうちょっと冷静に考えてほしいと願うばかりなのですが……
>Benさん
健康のためなら死んでもいい、なんてジョークがありましたが、放射能から逃れるためなら~みたいなフシがあるように感じるところですね。仰るように原発「以外」でも、極めて深刻な事故は多々発生しており、そうした全体的なリスクの中で見ていく必要があるはずなのですが、あたかも原発さえなければ一切の危険がなかったかのような世界観が蔓延し、それが判断を誤らせているところもあるように思います。
あと「うみたい」とも書かれていますが、そもそも産めなくなるわけではないのですがね。やはり、「障害のない子が」産めなくなるということでしょうか。しかし、(本当に生まれてくるかの真偽はともかく)障害のある子どもが生まれてもよいのでは。…まあ、実際には育児が母親に一任されている状況ですと、障害を持つ人の育児は大変になるでしょうし、将来社会で暮らしていくのも困難になるでしょうから、そう思うのは当然なのでしょうけど、そのような現実や社会は改めていかなくてはならないので、「生まれてもいい」と「配慮のない言葉」で締めさせてただきます。
まぁ本文とリンク先で書かれていることの繰り返しになりますけれど、「女性は子供を産むのが当たり前、ではない」ですし「福島の放射線量では生まれてくる子供に影響があるとは考えにくい」、かつ「障害者は生まれてくるべきではない、というのは優生思想」ですからね。この反原発デモには諸々の偏見が凝縮されていますけれど、こうしたものが改められるようであって欲しいところです。
携帯電話の発する電磁波も発がんリスクを上げる訳ですから、子供に放射能の影響がどうだこうだ言ってるなら、携帯電話も取り上げなきゃいけません。
0でなければ危険だ、絶対にダメだというのなら、携帯電話だってNGにならなきゃおかしいですよね。放射「能」だけは気にするけれど、他のことはすっかり頭から抜け落ちている人が多いのでしょう。
>vivianさん
恐縮です。これからもよろしくお願いいたします。
連れてってない。迷子になったり疲れたりするし未だ放射能の事は解らないと思う。子供を連れてくのは其々の判断だろうけどあまりダシにするのは良くない。でも「なんか放射能は体に良くない」のが解る子供が自分で参加してプラカード作ってするのはいいと思う
子供を御輿に担ぎ出さないのは良心的ですね。ただ、「放射能は体に良くない」みたいな世間の俗説をそのまま信じてしまうに任せるのか、それとも「今回の原発事故で放出された放射性物質の量では特に影響は出ない、むしろ大気中の核実験が盛んであった時代の方が酷かった」ことまで教えるのか、その辺は問われると思いますけれど。