ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

煎餅とおかき

2011年02月23日 | 食べ歩きの話

Photo ばりぽり、ばりぽり。
以前のことだが、手賀沼を散策し、嘉納治五郎の別荘地“三樹荘”界隈に至る。
三本の椎の木があったことから三樹荘ということだ。
昔の別荘の家屋はもう残っていないが三本の椎の木は大きく枝を張り、今も高台から手賀沼を見下ろしている。
この三樹荘が手賀沼に白樺派の文豪たちを集めるきっかけとなるのだが、そのあたりの物語は散策しながら探るのも一興だろう。
三樹荘の近くの旧道には、昭和の雰囲気の煎餅屋がある。
皇室の方も買いに来るということで有名な煎餅屋さんだ。
店内も、昔懐かしい雰囲気を漂わせている。
煎餅を買い求めると、お店のおばさんは、おかきはいらないのかと云う。
同じ形のものでも、煎餅とおかきがあるのだという。
煎餅はうるち米で、おかきは餅米から作るのだという。
さらに、おかきの方が煎餅より手間がかかると説明される。
「おかきもください」と云ったクアトロの父だ。
早速、煎餅とおかきを食べながら散策を続けるクアトロの父。
ばりぽり、ばりぽり。
皇室の方は煎餅やおかきを食べながら歩くことは出来ないだろうなと変な優越感に浸る。
しかし、この煎餅もおかきも本当に旨い。
ばりぽり、ばりぽり。

コメント
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