ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロでワイン その5

2010年12月20日 | ワインの話

Photo いよいよレストランでのワインのテイスティングも佳境を迎える。
注文したワインに間違いないという確認をとったソムリエもしくはワインの担当は、ワインのコルクを抜く作業に入る。
常にエチケットをお客様の目に付くように気を配り、ワインに余計な振動を与えないように配慮しながら抜栓する。
抜栓したコルクは得意げにお客様の前に展示される。
どうだ上手に出来ただろうと誇示するかのようだ。
そして、いよいよワインが注がれる。
オーナーに少しだけワインを注ぐ。
「お味見をお願いします」と云われる。
ここで気後れをしてはいけない。
たかがワインの温度のチェックではあるのだが、品質管理とパフォーマンスもしなくてはならないのだ。
ここで気をつけなくてはならないのは、ワイングラスの脚の部分を持つということだ。
石原裕次郎を気取ってブランデーのようにグラスを包み込んで持ってはいけない。
ワインは温度が大事なのだから、手のぬくもりがワインに伝わらないように、ワイングラスの脚の部分を持つ。
そして、まずは色を確認する。
濁りがないか見極める。
薄暗い店内ではどうしようもないのだが、一応眺めておこう。
この時にグラスを傾けてワインの縁の部分を眺めるような仕草がスマートだ。
ワインの色でそのワインの特色も解るのだが、それを得意げに云うのはレストランでのワインのテイスティングではキザなものである。
一応、グラスを斜めに傾けてワインの色を見て、濁りがないかどうかだけ確認しておこう。
さて、次はやっとワインを飲めるのだろうか・・・。
つづく

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