ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロは旨いよ 豊四季慕情

2013年06月04日 | パスタの話

本当の幸せって何だろう。
歌子(吉永小百合)は、とらやの家族との団らんの中で、
「私も失恋したことがあるんですよ。
 その人は、大きな家の跡取りで、私に毎日バラの花の手入れわしていればそれだけで良いって云うの。
何か私は悲しくなって、その人とはそれっきりなのよ」
本当の幸せな生活は、バラの花に囲まれるようなことではなく、家族で一緒に汗をかくことじゃないかしらと思う歌子さんだった。
寅さんも賛成する。
「僕なんか、鼻の穴の掃除するばっかりですけどね」
(「男はつらいよ 柴又慕情」より)

Photo 本当の美味しさって何だろう。
クアトロの父も考える。
「見た目だけじゃなくて、フウフウ汗をかいて食べるスパゲッティのことかな」
ちょっと違うかもしれないクアトロの父だ。
それでも、今日のおすすめ「シラスの和風スパゲッティ」は、見た目も食材も地味だが、これが食べると実に美味しい。
クアトロのシェフなどは、食べ終わるともっと食べたくなって、お腹が空くスパゲッティだと云うが、まんざら誇張でもない。
ニンニクと唐辛子の利いたオリーブオイルに、シラスの旨みとほんのりしょう油の香りが調和し、たっぷりのオリーブオイルを食べている実感があるのだが、けっしてくどくなく、さっぱりとした印象だ。
まさしく、フウフウ汗をかきながら、鼻の穴をふくらまして、一心不乱に食べ進んで行きたくなるスパゲッティだ。

コメント
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