ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ウサギになるクアトロの父

2010年11月03日 | 食の話

Photo クアトロの父はシーザーサラダが好きだ。
とくにこのお店のシーザーサラダが好きである。
とても立派なロメインレタスが山と積まれ、ドレッシングと黒コショウが軽くまぶしてある。
そこに、サービス係が目の前でパルミジャーノをブロックからスライスしてくれる。
この時、賞賛の言葉を発することを忘れてはいけない。
特にクアトロのママはツボをわきまえている。
「まあ何て贅沢なんでしょう」
「こんなにたっぷりチーズをかけてもらって、申し訳ないわ」
まだチーズをスライスし始めたばかりだが、こう云われると必要以上にスライスしてくれるものである。
まんまとチーズを多めに確保し食べ始める。
ロメインレタスの水分とドレッシングにチーズが馴染む。
礼儀ではナイフ、フォークで食べるのだろうが、クアトロの父は手でロメインレタスとチーズを折りたたみ、口へ運ぶ。
手元のワインを飲むことも忘れ、ひとときウサギになったような気分でサクサクと食べ進む。
クアトロのメニューにもあるシーザーサラダだが、ここのお店にはかなわないと思っている。
シーザーサラダも色々とレシピーがあるようだが、シンプルが良いと思っているクアトロの父だ。

コメント
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