フランスのとある村に謎めいた母娘が、赤いマントを着て現れた。そして、村にチョコレートのお店を開く。そのお店のチョコレートはあまりにも美味しく魅惑的だった。美味しすぎて魔女が作っているのではないかと村人は思う。映画「ショコラ」のチョコレートは実に美味しそうだ。
美味しいチョコレートを食べていると宗教的な罪の意識を持つのは不思議だ。バレンタインにクアトロのママに貰ったチョコレートも有名店の物だけあって美味しかった。ママは「半分づつだからね」といって父にくれた。少しづつ食べていた父だが、チョコレートにはやはり悪魔が宿っているのか、あとひとつ、あとひとつと食べていき「もう5日過ぎたからママも忘れただろう」「プレゼントしといて半分よこせはないだろう」とひとりで全部食べてしまった父だ。すると、6日目にあのチョコレートはどうしたと聞くママだった。やはり、チョコレートには悪魔が宿っているのである。全部食べたと云うと激怒するママだった。7日目に父はそのチョコレートを買って返そうとデパートに行ったら結構値段の高いチョコレートだった。ママとしては奮発したのだろう。怒るのも解るような気がした。リンツの板チョコの方が安いのでそれで勘弁してもらおうと購入した父だが、ママは寝込んでしまっていた。
8日目医者へ行ったママは単なる風邪だった。チョコレートとの因果関係は解明されていない。その後、クアトロの仕事が忙しくなり、チョコレートを食べられなかったママはさらに具合が悪くなり、おとといからクアトロの仕事を休んでいる。悪魔のささやきでチョコレートを全部食べてしまった父は、ママの抜けた穴を埋めるべくクアトロを走り回っている。
※本日2月26日の午後6時よりの営業は、貸切のため一般の営業を休ませていただきます。突然のご案内で申し訳ありません。