ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

禁断のリンゴ

2006年12月05日 | デザートの話

Photo_140 群馬県片品村からリンゴが届いた。取引先の酒屋さんが、親戚のリンゴ園のものを毎年届けてくれる。このリンゴはシャキシャキと歯ごたえもよく、蜜も充分で酸味と甘味のバランスもよくとても美味しい。今日は、贅沢に焼きリンゴ・ジェラード乗せにして食べた。焼くとさらに甘味と酸味が引き立ち、熱々のリンゴと冷たいジェラードが舌の上で調和してなかなかのご馳走だ。普通のリンゴでも焼きリンゴにすると美味しいのだが、こんな立派なリンゴを焼いて食べると何かしら罪悪感を感じてしまう。何しろ、クアトロの父の子供の頃のリンゴは酸っぱかった。それがリンゴだと思っていたし、リンゴに蜜があるものなんて大人になってから知った。子供のころは、もっぱら摺り下ろしてスプーンで食べることが贅沢だと思っていた。しかし、一昔前には無かった美味しいフルーツや野菜が沢山現れた。昔は病気しないと食べられなかった高級フルーツも当たり前のようにスーパーの店頭に並び、家庭の食卓に上る。豊食の時代、今の子供たちは本当に幸せなのだろうかと考えてしまう。

コメント (1)
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