大宇陀の中心地、松山地区から菟田野古市場方面に伸びる国道166号線、才ケ辻旧街道沿いに建つ茅葺き民家。
豊かな緑を従え、高い石垣を積み上げた広い屋敷に建つ入母屋造りの茅葺き民家。
近くで声を掛けた人がちょうどこの家の主人で快く迎えてくれた。
主屋は宝永7年(1710)の建築、室町後期から続く武家だったようです。
そういえば高い石垣も長屋門前の濠も、納得出来る屋敷構えです。
地域の名士だったのだろう・・・・、簡易郵便局として地域にも親しまれ、今もその長屋門が窓口と成って居る。
屋敷には枝垂れ桜の大木が有り、花の咲く頃は素晴らしい景観なので是非とも来るようにと勧められた。
付近に在ったこの家も、多分つい最近までは大きい茅葺き大和棟だったのだろう。
茅葺き屋根はどんどん失われて行く。
撮影2013.10.3