愛しきものたち

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桜井市 小夫の茅葺き民家

2014年12月07日 | 茅葺き屋根(同)奈良県

大和高原、山里集落に残された大きな屋敷の大和棟茅葺き民家。

この民家が残る小夫(おおぶ)集落は長谷寺から都祁に抜ける山懐に散在する集落の一つ。

山里集落は斜面に沿うように建ち並び、茅葺の覆懸け屋も数多く残り、懐かしいふるさとの景観を彷彿戸させてくれる。

集落内の小夫天満宮には奈良県最古最大のケヤキの巨木があり、その歴史と共に驚異を感じる。

そんな集落外れに高い石垣を積み、周りを腰板築地塀で囲んだ大きい屋敷がある。

正面側に廻ってみると表は特定郵便局、いかにも山里の名家では多い取り合わせ。

屋敷内から見た正面母屋の様子・・・・4~5日前に降った雪が未だ茅葺き屋根に少し残り、氷柱が垂れ下がり、いかにも山里風情を倍加させる。

母屋は両高幣の絵に描いたような大和棟、切り妻白壁破風に棧瓦屋根の落ち棟がピッタリ嵌る。

撮影ポイントを少し変えて撮影・・・・・田舎ではこんな名家でも屋敷まで入って、家人と気さくに話し掛けられる。

これは一体なんなのだろう。

近くで見掛けた茅葺き覆懸屋・・・・最早「もぬけの殻」のからのような佇まい。

こんな覆懸屋も見かけました・・・・・なぜか皆懐かしい。

撮影2014.1.23



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