大和高原、山里集落に残された大きな屋敷の大和棟茅葺き民家。
この民家が残る小夫(おおぶ)集落は長谷寺から都祁に抜ける山懐に散在する集落の一つ。
山里集落は斜面に沿うように建ち並び、茅葺の覆懸け屋も数多く残り、懐かしいふるさとの景観を彷彿戸させてくれる。
集落内の小夫天満宮には奈良県最古最大のケヤキの巨木があり、その歴史と共に驚異を感じる。
そんな集落外れに高い石垣を積み、周りを腰板築地塀で囲んだ大きい屋敷がある。
正面側に廻ってみると表は特定郵便局、いかにも山里の名家では多い取り合わせ。
屋敷内から見た正面母屋の様子・・・・4~5日前に降った雪が未だ茅葺き屋根に少し残り、氷柱が垂れ下がり、いかにも山里風情を倍加させる。
母屋は両高幣の絵に描いたような大和棟、切り妻白壁破風に棧瓦屋根の落ち棟がピッタリ嵌る。
撮影ポイントを少し変えて撮影・・・・・田舎ではこんな名家でも屋敷まで入って、家人と気さくに話し掛けられる。
これは一体なんなのだろう。
近くで見掛けた茅葺き覆懸屋・・・・最早「もぬけの殻」のからのような佇まい。
こんな覆懸屋も見かけました・・・・・なぜか皆懐かしい。
撮影2014.1.23