愛しきものたち

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桜井市下り尾  清滝不動磨崖仏

2015年04月16日 | 石仏:奈良

桜井市南端部、音羽山中に人知れず在る清滝不動磨崖仏。

清滝不動磨崖仏は桜井市街より国道166号で南下、下り尾集落の入口あたりを右折、どんどん山間部をめがけて進んで行くと、突然「下り尾」の枝集落が現れる。

こんな山間部にも家は建ち、人の生活が有るのかと???

集落の空き地に車を捨て置き、どんどん奥へ奥へと進むこと・・・・・

約20分ほども歩いただろうか??右滝への標石・・・

谷川沿いを奥へ奥へと詰めると、小さな小屋と小さな祠・・・

その背後に音を立てて岩を噛む二筋の滝・・・簡素な祠を前に左に雄滝、右に雌滝、合わせて清滝と呼ぶらしい。

 

問題の不動磨崖仏は雄滝と雌滝を隔てる岩肌の中央辺り・・・(滝の前には白竜大神、黒住大神の文字が刻まれて居るが、その意味は知らない。)

 岩肌に火焔光背を彫り沈め・・・・

 中に小さいながらキリッとした不動明王立像を刻み出している。

 

 磨崖石仏は一目で近世仏だと判る江戸期の造立・・・石仏としての価値よりその景観が良い。

撮影2012.11.14



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