愛しきものたち

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近江八幡市 延光院阿弥陀如来石仏/宝塔

2011年11月11日 | 石仏:滋賀

近江八幡の島町区は琵琶湖東岸穀草地帯のど真ん中、琵琶湖とその水郷地帯に囲まれた水田地帯です。

島町区の奥、琵琶湖と隔てる山裾集落に有る本堂が真新しくなった延光院本堂の前庭に並び立つ阿弥陀如来石仏と石造宝塔です。

阿弥陀如来石仏は高さ1.1mの花崗岩を舟形に加工し、蓮華座に座す像高約80cm、厚肉彫りの定印阿弥陀坐像を刻み出している。

像全体に風化磨耗が加わり目鼻立ちは、はっきりしないものの良くまとまって難が無い。

その分独自の特徴が見出せなくも無いが、どこか比叡系石仏の影響が見られ、あの比叡山山裾の八講堂阿弥陀石仏に何処と無く良く似ているような??

力強さが衰え形式化の始まった南北朝初期の像立だといわれています。

傍らに建つ小ぶりながら美しいシルエットの宝塔は鎌倉後期の徳治二年(1307)の銘を持ち近江八幡市の文化財指定。

撮影2011.6.24



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