前回紹介の丈六寺より南東へ約2km足らず、壇集落の南外れ、溜池脇の古い墓地に有る一石六体地蔵。
旧い墓地の習俗を色濃く残し、切石の棺台の向うに無縁塔・・・・、
その脇には一石六地蔵と梵字板碑。
六地蔵脇にはこの地域では良く見かける手作りの六本ローソク立て、もう転がっていた雨傘。
埋め墓の名残を残した習俗で、大和高原やこの辺りでは見慣れた景観です。
横長の自然石に横長方形を薄く彫り沈め中に六体地蔵を薄肉で刻み出す。
ここでも地衣類の繁殖がひどく像容も解らない程。
こんな素朴な六体地蔵は結構好みなのですが・・・・、どうして大和高原地域やこの辺りに集中しているのだろうか??
撮影2012.1.7
名張の一石六地蔵を探していて初めて知ったことは
六地蔵は埋葬墓入口に在り、拝み墓には無いと言う事でした。
それまではお墓の入口には必ず六地蔵さんが在るものと思っていましたので
名張の石塔墓になぜ六地蔵さんが無いのがが理解できませんでした。
朝から結構降っていますがそちらは大丈夫でしょうか?
僕は今親戚の葬儀から戻ったところ・・・・近頃こんな野暮用が多くて困りものです。
大和文化圏地域には両墓性の古い墓地多いから墓地には大抵、六体地蔵が有るんじゃない??
この辺りでは、通常、寺墓は墓地とは呼ばないですよ。
雨は予定通り大降り・・・、2時ころにはなんとか上がり凌ぎやすい気温に成っています。