もう今は昔、30~40年ほど前、当時、国鉄の旅客キャンペーン、「 ディスカバー・ジャパン」の大判ポスターに使用され目を見張った事を思い出す。
当時見たことのある景観が今でもそのままに残されて居る。
あの当時から明日香をを代表する民家としてポスターにも取り上げられたのだろう・・・。
急傾斜の茅葺き大和棟、落棟は本瓦葺きで煙出し館を設え、妻側は共に目の覚めるような真っ白い漆喰で塗り固められている。
地元では有名な庄屋屋敷だそうで、広い屋敷にはもう一棟、茅葺きの離れ座敷風の建物が並び建って居る。
東側の荒壁土塀はどこか郷愁を誘うに充分・・・・。
荒壁土塀越しに見た主屋・・・・・、未だ吹き替えられて日が浅いのだろう?、全く痛みは見えず凛として居る。
何度見ても懐かしさと美しさ感じさせる佇まい。
付近は長閑な里山・・・、この道を山側に進んでいくと高家(たいえ)越えて多武峰談山神社へと通じる。
撮影2013.4.13