愛しきものたち

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天理市岩室町 阿弥陀堂石仏さん 

2011年07月03日 | 石仏:奈良

天理市柳本からの帰りがけ、田舎道の田圃の中を走っていて突然目の前に現れた石仏さん。

国道24号線と国道169号線に囲まれた田園地帯の中に在る岩室集落、その東側に有る小川沿いの田圃にこの石仏さん達が立ち並んで居て、なんとも不思議な景観。

真ん中には一番大きい阿弥陀立像、向かって右端には弘法大師、次に地蔵、左端にも小石仏、次に舟形光背を持つ地蔵菩薩立像。

地元ではこの田中の土壇を阿弥陀堂と呼び習わして居るようですが元は集落内にあったものをこの地に移したようです。

なんとも見慣れない景観はそのせいだったようですが・・・・。

三角頭の自然石に彫られた地蔵さんはさんは室町末期・・・・。

舟形光背の地蔵菩薩は天文銘を持つ鎌倉期の像立。

中央、阿弥陀は舟形光背を掘り沈めた中に半肉彫りで刻みだされた江戸中期の作風だとか・・・

しかし殺風景な田圃の中に立つ石仏さんは何処かしら馴染まない。

集落の阿弥陀堂が廃寺になってこの地に移設したものだろうか??

撮影2006.5.28



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