湖南市の岩根山南裾に有る岩根小学校は以前紹介した国宝善水寺近くに在って、付近は大小さまざまな磨崖石仏が多く見られる土地です。
小学校脇を下る谷川沿いに新しく造られた道路が伸びていて、その左手山裾に写真のような背の低い横長の岩があり六体地蔵が彫られている。
横幅約3m弱、高さ約1m、向かって右端に長方形で垂直な長方形を穿ちその奥壁に六対地蔵を刻み出し、これもやっぱり磨崖石仏。
像高30cmにも満たない六体地蔵がまるで首と胴体だけの「こけし」宜しく並んでいる・・・・此処まで簡略化されてしまうと意匠のひとつとしてしか捕らえられ無くなってしまいそう。
石の中央部には殆ど岩に溶け込んでしまってるような合掌坐像仏・・・、
石が白っぽく新しく見えるのは道路を新設する際、移動序でに水洗いでもしたのだろうか??
無理やりにつけた涎掛けがちょっと可愛いけど、もう永らく人も来ないのか?ひっくり帰った湯飲みや、花の無い花立がむなしい・・・・・・。
此処は古い墓の入り口だったのだろうか・・・直線意匠が目立つ近世の石仏さん??。
撮影2011.10.26
六地蔵さんは初めて?かな。
初めて見た時、上野市諏訪の六地蔵磨崖に似ているな~って思っていましたが
彫り込みの深さがぜんぜん違いますね。
僕も同じくでした・・・、まあ此処からはそう遠くなく時代的にも近そうですしね。