愛しきものたち

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旧室生村 染田地蔵十王石仏(穴薬師算:あなやくしざん)

2012年04月05日 | 石仏:奈良

もう、とっくの昔にUPした気に成って、悪いけどすっかりPCの塵のようになっていた石仏さん達。

石仏宝庫、大和高原南端域、旧室生村の山里「染田」に穴薬師算と呼ばれる石仏群が有り、石仏ファンには良く知られている。

以前は丘斜面の土壇、大きなアセビの根元に無造作に置かれていたらしいが、今は御覧のようにすっかり整備整列させられ、一体一体見る分には都合は良いかも知れないが?景観として石仏を愛でる雰囲気は無くなっている。

向かって中央より左側の石仏群。

こちらは中央より右側の石仏群・・・・、前列には六体の錫杖を持った地蔵菩薩、やけに地蔵が多い。

中でも中尊は中列中心に立つ二体の錫杖を持たない古式地蔵(左から二体目三体目)

左側には、黒っぽい高さ約110cmの安山岩板石に中肉彫り頭光背の特徴的な顔容を持つ地蔵石仏。

右側の石仏、同様石材で同様式・・、顔容は穏やかです。

三列目には高さ60cmの安山岩板石の十王像

其々にユニークな像容で立って居ます。

石仏はいずれも室町期の像立だと考えられていますが??薬師石仏が無いのになぜ穴薬師算と呼ぶのだろうか??

庶民信仰に仏の区別など無かったに違いない・・・・仏も神もオールマイティー??

撮影2009.9.26



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2 コメント

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Unknown (たいしん)
2012-04-05 07:50:08
昔の景観を知っている者にはちょっと残念。
あの雑然とした感じが良かったのに・・・
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Unknown (ぺん)
2012-04-05 08:21:32
もうこうなってしまうとまるで石仏の大安売り・・。
まるで陳列台に並べられたバーゲンみたいですね。
でも大きい地蔵なんかはいいですね。

又忙しいですか??
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