愛しきものたち

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近江八幡市篠原 荘厳寺の地蔵石仏/他

2015年03月02日 | 石仏:滋賀

先日の安養寺址に程近い荘厳寺境内に立つ塔婆風の石仏さん。

JR東海道本線篠原駅より西へ約200m、産土神「上野神社」の隣地に荘厳寺がある。

「荘厳寺」は旧安養寺と同じく「上野神社」の神宮寺で、天台寺院だったようですが、江戸初期に浄土宗へ転宗したと言い、境内にもその面影を偲ばせる古石仏が残されて居る。

山門を入って左手、庫裡前の植え込脇に特徴のある背の高い、石塔婆様地蔵石仏が立っている。

総高約2m程、塔婆様一石の下部を腰高基礎石とし、上部を舟形に整形、蓮座に立つ定形地蔵立像を半肉堀で刻み出す。

優しく慈悲深い尊顔ながら全体に形化簡略化が進み、室町後期の造立とされて居る。

一方山門の右手脇には、一群の小石仏が集められ、並べ立てられている。

これらの石仏は付近の田畑などから出土したものなども多く、室町期の物が多い。

比叡天台仏教受難の石仏さん達です。

撮影2012.10.16



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