大和高原別所町に残る茅葺屋根の民家
大きな屋敷に茅葺き主屋と、棧瓦風上懸屋根を載せた離れ家が見事に郷愁を誘う風情を醸し出して居る。
別所町は幹線道路、国道369号線から枝道を少し奥入った旧道沿いの里山集落・・・・地元民以外にここまで入り込む人など皆無だろう??。
山裾に高く積んだ石垣上を屋敷とし、前の田圃の中を屋敷まで続く一本道を付けたその景観も風情溢れる。
屋根は寄せ棟茅葺きの上に棧瓦の箱棟を乗せ、庇は棧瓦で四周を周り込んでいる。
妻の煙出しには「水」では無く、丸に大の字をくり抜いて居るのが珍らしい。
こう言う屋根は伊賀地域ではよく見かけるが、この地域では余り見掛けない。
撮影2013.3.17