奈良公園内、もう一つの茅葺き屋根スポット、紅葉と茅葺き屋根のコラボで写真愛好家を惹きつけている。
お水取り行事で名を馳せる東大寺二月堂付近から若草山の山裾を抜け春日大社への散策道沿い・・・・。
春日大社の北参道の入り口、水谷川を渡る朱橋の手前、水谷神社の筋向いに位置した潅木の中に苔生し鄙びた茅葺き屋根の茶店がある。
店のHPに拠ると大正初期に建築された茅葺き屋根と柱をそのままに、店舗として改装し、現在の姿に至って居るとある。
小振りな入母屋屋根に棧瓦の箱棟を載せ、軒先は吹き降ろし屋根のまま北東二面を店先としている。
朱い毛氈を敷いた床机に朱い大きな野点傘を建て、いかにも古都の情緒を醸し出して居る。
お抹茶、わらび餅、ぜんざい・・・・、いかにも奈良公園内と言う地の利を生かした佇まいです。
撮影2010.12.4