愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

広陵町南郷 山王神社 伝弥勒石仏

2013年06月13日 | 石仏:奈良

広陵町役場近くの山王神社境内の覆い堂に祀られて居る大和では最も古い年号を持つ石仏です。

役場から南に500m、古い集落の西外れに小さな山王神社の鎮守の杜が有り・・・

境内入口左側に頑丈そうなコンクリート製の収蔵庫が建ち、古石仏が安置されて居る。

入口の格子戸には、しっかり鍵が降ろされ、おまけにガラスが嵌められレンズをガラスにくっつけての撮影になりました。

造花の派手がましい供花や供台が邪魔になるのですがどうにもならず、ガラスのせいもあり正面からのワンポイント撮影になりました。

高さ125cm、下幅95cmの安山岩自然石の表面に腹部より上半身を薄肉彫りで刻み出して居る

像高約90cm、両手は下腹部で法界定印を組み、頭上に宝冠を頂き地元では弥勒仏と伝えられるが、胎蔵界大日如来の像容です。

平安時代後期 永治二年(1142)の銘が確認され、奈良県文化財指定石仏。

しかしもうちょっといい写真を撮りたかった。

撮影2011011.27