愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

旧都祁(つげ)村 小倉墓地六地蔵磨崖石仏/他

2013年06月02日 | 石仏:奈良

前回紹介の針から国道沿いに一つ東の集落、小倉の墓地に在る磨崖の六地蔵石仏。

名阪国道南側山裾に軒を並べる山里小倉集落、その中程、西側山手に小倉墓地が有り、参道入口に六地蔵磨崖石仏を中央に数多の石造物が並んで居る。

六地蔵磨崖石仏は斜面に突き出た角のない高さ約1.2m、幅約1.5mの丸く大きな花崗岩の表面に刻まれて居る。

六地蔵は表面を長方形に彫り沈め、中に定形略式化した像高約40cm足らずの半肉彫り「こけし様」石仏・・・・、ちょうどお盆前の訪問で墓地は綺麗に清掃されていましたが・・・・

地蔵は苔生し像容も定かでは有りません。

それでも傍らに立つ六体地蔵と共に、六地蔵磨崖石仏は見る人にひと時の癒しを与えてくれる。

「野の仏」として、周りの景観も素晴らしい。

傍ら、山裾に寝かされたこんな地蔵石仏。

此処の墓地ではまだ古い形で「埋め墓」が残っていた。

撮影2011.7.30