ここまでして涎掛けが必要なのかと思わず吹き出してしまいそう・・・・。
そこまでしてよだれかけの必要な意味など何もない・・・、よだれかけの裏などにあのマイマイカブリの気味の悪い卵塊が産み付けられたり、さぞかし石仏さんも迷惑だったり・・・・、おかげで石仏ファンの僕たちも大事な手許が確認できなかったり・・・・・・・・・・・。
旧穴太在所の南入口に「坂本六地蔵第五番札所穴太地蔵堂」と書かれたおおきな表示塔が有り・・・
立派な地蔵堂が建ち、中に「まわり地蔵」と呼ばれる等身大の地蔵石仏が祀られて居る。
地蔵は伝教大師作と伝えられているが、その像容から室町末期の造立だと考えられて居る。
近畿一円では弘法大師ゆかりの言い伝えが多い中、さすがここ湖西坂本近辺は伝教大師最澄は、外せない。
格子戸には固く鍵が降ろされ、胸から下は床に隠され、胸には涎掛け・・・・・これ以上は如何ともし難いのですが・・・・
資料に拠ると左手に宝珠、右手には錫杖ではなく、如意をもつという変わり種・・・・しかし信仰厚すぎるのか??顔はつんつるてんで目鼻立ちも消え失せ、まるで卵に掛けた涎掛け。
前の旧道を500m程進むと石薬師堂が有り、像高2mにも及ぶ大如来石仏が祀られて居る。
堂内は鍵閉め、覗く程度にしか見えず、このページで序でに紹介・・・・
ご覧のように火災に罹って焼け爛れひどい有様・・・・元は叡山の石仏だったようですが、焼き討ちにより転落、豪雨でここまで流されて来たとか???
薬師如来坐像で鎌倉期の造立。
撮影2011.12.4