愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

不明の石棺仏

2010年12月31日 | 石仏:兵庫

加西市池上町の春岡寺から同じく市村町の「腰折れ地蔵」へ車で移動中に見つけた石棺仏。

かなり時間がたってしまって記憶が飛んでしまっているが・・・・。

道路進行方向右手、田園風景の続く道路わきの空き地(多分廃寺跡か?)のケヤキだと思われる根元に二体の石仏と諸々の石造物の残欠。

野晒しの仏としての景観が素晴らしく思わず車を停めてしまった。

彫りの稚拙な定印の阿弥陀如来坐像、この風情がたまらなく良い・・・・・。

傍らになんとなく地蔵だと思われる石仏・・・、加西では何処に行っても石棺仏に出会えるような気がする。

何の表示板も無く記憶も定かでない・・・・、永らく放っておいた僕が馬鹿なんだけど、この石仏さんを知ってる人があれば教えて下さい。

撮影2007.12.8


加西市 春岡寺(しゅんこうじ)石棺仏

2010年12月31日 | 石仏:兵庫

中国自動車道加西ICの北東方面に位置する加西市池上町の田圃の中に小さな薬師池を囲み込む様に緑濃い森が広がり、池を前面にして小さな本堂の春岡寺がひっそりと建って居る。

僅かな境内の片隅に粗末な覆い屋根を架け、その下に石棺仏が祀られている。

腰の辺りで大きく二つに折れているが高さ2m、幅98cmの大きな家型石棺蓋石の内面に阿弥陀坐像を浮き彫りで刻んでいる。

脇から覗いて見ると大きな縄掛け突起・・・横顔はそこはかと微笑んでいるよう・・

腰で大きく割れているところから腰折れ地蔵とも呼ばれ信仰篤いとか???

大きい石のわりには像高約60cmと小さいのは石棺の縁枠が立派過ぎるほど太いからかな??

撮影2010.12.8