前回紹介の広瀬集落より山肌を縫って進む旧道を5分も行くと塩野の集落に着く。
勿論天ノ川沿いの県道に降りても良いが遠回りになる 、県道が谷川沿いに付けられるまでは山岳集落はすべてこの様な尾根道伝いに繋がっていたようだ。
<小学校跡に建つ公民館付近は民家が一番多い>
この山岳集落は規模が大きくその昔は小学校も有していて、その跡地に今では公民館が建ってって居る
民家の総数としては40軒近くも有るようだが殆人を見かけることはなく、人の気配が消えた建物が多くやはり限界集落。
山岳集落では珍しく朽ち果ててはいるが土蔵有る家も有った。
以前は猪牧場も有ったりして、中腹には割と広い目の耕地があって野菜を作ったりしている。
麓から物資を上げるために使われたであろう山岳集落独特の運搬具、野猿かな??
もう今では使われることもなさそう・・・。
最上部付近に鎮座していた天神社(車載カメラにて)
集落内の道は離合困難な一車線ばかりのジグザグ道が天界へと続く。(車載カメラにて)
中段から見上げる集落はあまりの急斜面でめまいがしそう。
見下ろしても底はただただ深い谷、主の居ない家も荒れ果て無いように管理は行き届いている。
この集落の最上部には珍しく狭いながらも水田があったのには驚かされた。
撮影2010.11.20