前回紹介の霊仙落合集落より少し手前のの谷を遡った斜面にへばりつく山間集落。
殆平地らしい土地がが無いため急斜面の山肌に必死にしがみ付いているように見えるが、その殆が廃家化しており、ここも冬季廃村状態の集落です。
県道17号線、河内風穴で知られた河内集落で大きくカーブ,その先道なりに進むとちょっと異様な建物群にぶつかる。
建物群は木炭を搬送するリヤカーなどを収めて置いたもので、平地集落では主屋と並んで建っているのだろうが、ここでは道路脇の平地に建てられていて山岳斜面生活の苦労を物語る。
建物群の横手に看板、ここが霊仙入谷集落への進入口。
進入路を一気に登るとと見上げるばかりの斜面に点々と建ちつくす民家。
目のまえには軽トラックが停まって居て雪の降る前の最後の手入れだろうか??
目の前の大きな老木の根元には・・・・、毎月第一日曜「故郷(ふるさと)の日」、想起・感謝・奉仕・しましょう・・、とある。
左手斜面上に有る了眼寺(りょうがんじ)境内に登ってみると眼下には崩れ果てた民家。
斜面に積み上げた石垣は高く、すっかり苔生している。
対面斜面にも朽ち果てた倉庫のような建物。
寺から等高線沿いの人が通れるだけの集落道脇には手入れの行き届いた民家、しかし扉や雨戸はしっかり閉ざされている。
まだまだ生活の匂いが残る民家も・・・・・・もうそろそろ雪の季節になって無人集落となる。
此処は懐かしい景色の宝庫です。
集落からの下りはそれこそ奈落の底に落ちて行くようなな急勾配がまた怖い、其処に枯れ葉が積もってロックブレーキを踏むわけには行かない。
急坂の下り途中にあった土蔵を持った大きな屋敷
しかし最早、主屋は見る影も無く荒れ果てている。
撮影2010.11.27 : 12.11