その歴史を閉じてしまった集落、向之倉は芹川右岸から山肌を縫うように登る集落への進入道路を車で5分以上も駆け上がった山肌中段に開けた台地状平地に、かって集落として存在した廃村です。
集落への登りはそれほどきつくはないですが冬場は近づけません。
ここへ足を延ばすのは2度目、前回は集落の鎮守、井戸神社に聳える桂の巨木を訪ねて2006年の真夏に訪れた。
<3年前に唯一残っていた画像>
季節も違うのか、3年という歳月は周りの景色も大きく変えている様に思えた。
集落左手の脇の高台に有った民家。
現在の同じ場所だと思われるところはこの通り建物も崩れ果て・・
なんとも・・・・・・
何とか小さなトイレと・・・
土蔵は崩れ去ることを逃れているようですが・・・・
順番が逆に成りましたが集落入口辺りにぽつんと・・・この野小屋は3年前と同じ佇まい。
左手に伸びる道が井戸神社への参道。
集落中心部へ村の路・・、石垣の上にかっては温もりの有る暮らしが有ったのだろうが・・・・
脇には小さな石仏さん・・最早手を合わせる人も、花を手向ける人もいなくなってしまって・・・・
路の傍らにはこんな姿をさらけ出す崩屋
崩れ果てた建物跡には暮らしの名残。
奥まった屋敷には立派な門
朽ち果てる母屋・・・・
何とか原形をとどめて居る土蔵・・・・・、しかしやっぱり物哀しい。
今度訪れる時には???
撮影2010.12.11