Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

吟味すべきCPは如何?

2024-04-02 | ワイン
2024年復活祭が終わった。マティネコンサートは来年の第九でバーデンバーデンでは終るので、それ以外の曲では今日が最後だった。前夜戻ってきたのは予定通り21時過ぎだった。

先週の余りもののパエリヤをオーヴンで温めて、ヴァイツェンビーアと開けてあったグランクリュ「イ―ディック」シュペートブルグンダーの2007年物で軽く済ませた。翌朝のブラームス部交響曲四番は「エレクトラ」に続いて重要視していたからだ。そして来年は演奏会は第九の二回しか振らない。新制作「マダムバタフライ」の三回の上演とその二回の演奏会で万事休すとなる。

それもあったので特等席の空いていたところに座ってみた。この欧州最大級のオペラ劇場の音響がよく分かった。前回ご招待の時は庇の先ぐらいのところで最上席ではなかったのでオーナー席も試してみた。

結論からすると劇場音響で可也デットだった。それでもミュンヘンの劇場よりは福やかかもしれない。ザルツブルクよりは素直だろうが、奈落でのバーデンバーデンの祝祭劇場の美点はあまりなかった。

前夜の「エレクトラ」の楽日でも試してみようかとも思ったのだが、やはり一番いいような席はスキスキではなかった。オーナー席に座ると直ぐに係員が来るようでその点は管理が出来ていた。ベルリナーフィルハーモニカーはいなくなるので最早関係はないのだが、最低価格席の良い席と比較しての差は視覚以外ではあまりない — 価格差で六倍ぐらい。

結局最終日は6時過ぎに目を覚まして、7時過ぎまでベットにいて、8時過ぎにシャワーを浴びてで、9時過ぎには出発した。復活祭月曜日で殆ど交通もなくブレーキも殆ど踏むことなく、10時過ぎに祝祭大劇場車庫入れとなった。

昨年は最終日にヘロヘロになっていたのだが、今回は大分楽だった。やはり「影のない女」と「エレクトラ」での疲労度が全然異なるという事だろう。それは音楽家にとっても同じことだったろう。それだけの価値があったということになる。

「イーディック」はビオデュナミを信仰している独高級ワイン協会会長の地所からのものだが、2007年はそれ程特別な年度ではなかった。そして最初から若干獣臭い味覚が特徴だったのだが、流石に50ユーロ程のものだけにまだ弱ってはいなかった。色は少し落ちてきていいるようだが、ヘナヘナにはなっていなかった。同じ価格でブルゴーニュの有名地所のものと比較すればどうかということになる。

石灰土壌で基本的にはミクロクリマなども似ているのだが、やはり葡萄が違う。上の劇場の座席の価格やその価値がどうかを吟味するのにもよく似ていて、そこまでのコストパファーマンスがあるのかどうかだけである。

最終日などのことでザルツブルク引っ越しのことをどうしても考えるのだが、その公演日程や滞在日程などが問題になる。



参照:
原発警備強化の物的根拠 2016-03-26 | ワイン
春の息吹を注ぎ込む 2024-03-26 | 音

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