Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

本日天気晴朗なれど午後霧深し

2009-12-08 | 雑感
朝から忙しかった。午前中は室内に暑いほどの強い光りが射し、午後、暫らく散歩することが出来た。今年はとても暖かい。その強い陽射しも、帰る頃には霧が出てそれに包まれてしまった。

駐留英国軍のライン地方からの撤退の圧力が、英国議会保守党を中心に強くなっているようだ。縮小に縮小を重ねて現在はそれほど大きな部隊ではない様だが、それでも基地の存在は地域経済に大きな影響を与えている。自治体ととても良い関係が駐留軍家族などとも築かれているようだ。

英国軍がどうしても駐留する必要は、戦車部隊が本国では訓練できる場所がないと言う切実な問題があったようで、そのような地形を持つライン河の駐屯地は重要と言われる。

冷戦終結後はNATO軍としての役割分担が任務であり、出来る限り有効な軍事的投資をしたいという思いから撤退に拍車をかけていると言われている。その役割を今後担うのは東欧のNATOの軍隊であるとされている。

兎に角、ここ二十年ほどで米国軍の撤収などが相継ぐ前のこと、当時出来るだけ軍属の住んでいる自治体には住みたくないとヘイデルベルク方面から転進して現在の住居も探した。なにもテロ騒動が無くともやはり軍属や基地の周辺は住環境が悪くなる。

ここ十年ほどで最も酷い事件は、テロ騒動でもなく、ダルムシュタットで起きたハイデルベルクのヘンリー基地の軍属の子供がやらかした殺人事件だろうか。七歳と八歳の三人の子供達が、高速道路の横断陸橋からスイカ大の大きな道路の踏石を高級車のフロントグラス目掛けて、爆弾ごっこをして計り投げ落としたと言うものである。その結果、二十歳のBMWを運転した女性とメルセデスの女性などが死亡し、同乗者にも重症を負わせた事件である。判決は、被害者の無意識を狙った未必の故意の殺人として裁かれて、少年らは本国へと強制送還となった。

合衆国の遠縁の海兵隊の夫婦が沖縄にも駐屯していたこともあり軍属に対しての偏見はないのだが、上のような子供の行動はやはりそうした特殊な家庭環境や教育によるところが多いと思った。
コメント (2)
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