Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

安売り音楽の品定め

2009-12-04 | マスメディア批評
本日期限の割引券があったので使った。CDなどが5ユーロ安くなる、そして現在は送料無料キャンペーン中である。実は先日見つけたリュリのオペラの安売りが ― 注文する時間も体力も気力もなかった時に ― 直ぐに売り切れて仕舞って一寸悔しい思いをした。

だから落ち込んでいたのだが、同じ演奏家ヘルヴェッヘ指揮の面白そうなのを見つけた。五枚組みで16,99ユーロだからお得感では問題ない。その内容は、なぜかCDを持っていないバッハのロ短調ミサを中心に殆どのミサ曲とエマニュエルバッハの「クリストの昇天」が入っている。

90年代頃の録音であるから彼らの演奏活動があまり注目されていなかった頃のもので、試聴してもあまり冴えないのだが、基本的には現在の実践と変わらないとみた。

さて割引を使うと11,99ユーロとなるヴァージンレコードの五枚組みであるが、前回もこの演奏家のカンタータを注文して入手出来なかった残念な配給状態がある。だからその場合も考えて、少なくとも割り引き券を使い切るために追加注文をしなければいけない。

サイトにチェックしてあるCDは沢山あるのだが、選ぶとなると限られる。それもその購入動機から比較的安定供給されているものでなければいけない。ECMのヒリヤードアンサンブルのCDから一枚選んだ。結局、21ユーロをCD六枚に支払うことになった。それでも一枚辺り4ユーロ以下である。

昨日ハイデルベルクへの途上聞いたラジオで、コンサート情報を流していた。バーデンバーデンでドレスデンの世界最古の管弦楽団がブルックナーを演奏する。HPをみると45ユーロが最も安い一般席でまだ空いている雰囲気がある。それでも思い留まった。第四交響曲は、当地でのベルリナーフィルハーモニカーでの演奏の印象があまりにも良かったからだ。他の交響曲ならば行っていたかも知れない。バーデンバーデンの聴衆ではこの程度のプログラムしか提供されない。祝祭劇場の第二次の倒産騒動も遠くはないだろうか?
コメント (2)
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