goo blog サービス終了のお知らせ 

Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ルート化の月謝代は如何に?

2014-09-06 | テクニック
タブレットのルート化と言うのを行った。所謂メーカーが拵えたソフトのその外側に触れるためである。危険を冒してまで行う必要はなかったのだが、一つの良さそうなアプリケーションがそれを求めていたからだ。PCにおいては頻繁に行っている行為で、立ち上がれなくなれば文鎮化する行為と言われている。PCの場合はBIOSを弄る行為も限られているので、ハードディスクの初期化ぐらいである。

結局ルート化するには、便利なアプリケーションを使うと言うので、色々と探してみた。最終的には英語のサイトにあった情報から、Root大師と称するシナ製ソフトならば上手く行くと言うので、その英語訳もない中国語のそれを使った。

なるほど所謂中華製のタブレットなどには上手く対応していて、メーカーのそれに遅れないようにしないと、中共から外のネットの情報などにアクセスできないのだ。我々のけちな目的とは、そうしたハッカー行為の意義が大分違うように思われる。中国語の問題もあったが、結局PCからUSB経由で動かすことでルート化は完了した。

その間、いつものように工場出しの状態に戻さなければいけなかったのもこれもPCの初期化と同じである。まだまだ使い出しなので問題はなかったが、マイクロSDカードのそれはそのまま残るので、今後のバックアップなどのときの参考になる。ルート化してしまうことで、今後はその状態にも戻せなくなるとなると余計にバックアップが重要となってきた。

肝心のプロクシセッティングのアプリケーションが上手く機能しないが、その他のルート化によって画面を一杯に使うアプリケーションなど、スマートフォンでもそのまま使える便利なものがあるのを認識した。兎に角、バックアップを含めてアンドロイドを知ることになる。

これまたいつものことで、こうしたものを弄っていると食事をする暇も運動する暇もなくなってしまって、顔色が悪くなる。時間もさることながら、不健康がこうしたものを覚える月謝代なのだ。



参照:
USBデバックで可能になる 2014-08-27 | テクニック
試してみたい様々な対処法 2014-08-31 | 文化一般
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懸案のIH炊飯器、その成果

2014-08-30 | テクニック
懸案の炊飯器、その成果は?既に書いている二十年以上前の経験を活かすべく、慎重に慎重を期して、実際に火を入れる前に十分の準備をした。だからボールダーもお休みにして集中した。送料や引取り経費だけならず、SAARWEINEさんに態々持って来て貰ったのであるから、簡単に壊して無駄にしたくはないのだ。

先ずは使用中の三菱製の炊飯器を掃除を兼ねて、お湯を沸かしたりして、変圧器の慣らし運転並びに試運転をする。問題なく作動して、嘗て壊したマイコンも吹っ飛ぶようなことは無かった。皆が思うように日本の会社の製品だとしてもシナ製であるから、それぐらいは疑心暗鬼に使わないと、保障以上の労力と金が掛かるのだ。

それで一安心して、全ての場合を想定して、炊飯器に電流を流す。何事も起こらずに、ここで初めて中欧の標準時に時計を合わせる。今までは日本時刻を刻んでいたのである。

その前には立派な銅製の内側が綺麗にコーティングしてある内釜に安物の米を入れて洗う。これが出来るだけでも嬉しい。そして、最初から銀シャリプログラムを試してみることにして、マイコンをその通りにインプットする。ここまで行けば、炊き上がりまでの時間を考えて、時間が余ったのでボールダーリングに出かけようかと思ったが、差込コードのアダプターが余りにも緩々なので、テープで貼り付けることにする。あらゆる電気ショックを避けるためだ。

そして満を持して、再びコードを差し込むと、そこに火花が飛び散った。炊飯器を差し込んだままにしているので、これで万事休すと思った。ディスプレーは活きているが、炊飯器のプログラムが全く反応しなくなった。二十年前のあのときが蘇る。せめて一度だけでも米を炊いてから壊せばよかったと思った。落ち着いて、古い炊飯器を繋ぐと電気が通じていない。これはもしかすると変圧器の問題で、ヒューズが飛んだかと思って調べると、導通していた。そこで古い変圧器を繋げるとやはり駄目だった。ブレーカーが飛んだのだった。過重電流が流れてショートしたのだろう。もしかするとこの様子なら最高出力のときにまた飛ぶかもしれないと思った。

全てが活きていることを確認して、炊飯器を外して差込の抜き差しを繰り返してみる。色々と遣ってみるが、飛ばないときもあれば、飛ぶときもあって、最終的に差し込むときの火花が問題と分る。その後、絶縁具合などを見るために中を開けて見るが、なるほど仕事振りはシナ製そのものだが、これと言った問題点は見つからない。そのそもあの巻き具合ならこのようになるのも仕方が無いのかもしれない。アースを取るようにもなっていない。ネットでも同じようなことが書かれているので個体差であるよりも東京の町工場の技術程度なのだろう。税関士が言うようにシナ製の品質というよりも日本の中小企業の技術力と言えるのかも知れない。到底EUで許可が下りるような製品でもなく、ドイツの中小企業ではありえない貧弱さである。

とても外出している場合ではない。ひやひやしながら銀シャリコースで炊くが、本格的な火が入ったときに飛ぶかもしれないので、その時の対応などを先に考えた。それにしても炊飯に入ると空調がまわりだして、始めは変圧器かと思った。IHを今まで使ったことが無いので、理論的には兎も角、実感として分かっていなかったのだ。そして驚くことに最後までプログラムは進んで、ピープトーンが鳴ったときには海老の中華炒めの準備万端だった。説明書にあるように急いで米を解すとにっちゃりとした音がして、これならば握り飯が握れると感じた。

今までは水の量を増やして炊いていた米で、一号の標準水量でこの出来である。殆ど間違いないと思った。実際にその米を試食してみると、今まで味わったことの無い米の味がした。そのお陰で中華にも、ワインにも味覚が敏感になってとてもよい食事となった。

何よりも前の炊飯器で炊きあがりの表面がパサパサするようなことも無く、直ぐに膜が内釜に張りつくことも無く簡単に米を解すことが出来るので、とても保温もし易くなった。子供のときの家庭科の時間の電気炊飯器から色々見てきたが、これだけの炊飯器が出来ていると知って驚いた。これならばガス炊飯器よりも制御が細かく出来るので、炊きあがりも上回っているのかもしれない。



参照:
二時間ほどのライン両岸への旅 二時間ほどのライン両岸への旅
豊かさの証明の衣替え 2014-08-16 | アウトドーア・環境
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USBデバックで可能になる

2014-08-27 | テクニック
Javaの開発用ソフトをダウンロードする。USBとPCを接続してアンドロイドを読み込むためには欠かせない。そして次にアンドロイドの開発環境を整えるAndroid SDKをダウンロードする。これによってUSB接続でタブレットの中身を思うように扱える。そもそもWIN8に最初につないだ時には読み込めていたのだが、その後読めなくなった。その前後で、初期化する必要があって、YOGAのヴォリュームボタンと電源を同時に長押しする必要があった。先ずこれが最初の関門であった。ネットで調べるしかないからである。

その後アンドロイドのアプリケーションなどをインストールしているうちに、PCとの接続はWiFiでしか出来なくなり、一度見かけた開発者向けの操作の項目が無くなっていた。アプリケーションが災いしたのか、皆目わからないが、今更初期化するつもりはないので、まずはその項目を表示させる方法を探した。ビルド番号を七回タップするというもので、これもネット情報がなければ見つけられなかった。そうしてUSBデバックを可にして違う二つのシステムの接続が可能となる。

そのようにしてUSBドライヴァーの接続が上手くいっているXPのワークステーションで、タブレットを扱えるようになった。ここまで行けばあまり好かないJavaを駆使して思い通りのプログラミングが可能な状態となった。急いで焦ってやっても上手くいかなかっただろうが、暇な時間を見つけて集中してインストールなどをしたので間違いがなかったようだ。

さて、懸案のWIN8の方も同じようにもう一度試してみる。やはり同じUSBドライヴァーがインストールできない。色々とやって数時間掛かった。結局、INFファイルがないと変数などが設定できないようだった。以前ならダイレクトリーを変えなければいけなかったのだろうが、今WIN8ではスタートアップで正しいINFを読み込んでくれるようだ。ネットで色々と調べるとこれに困っている人が少なくないようで、ここで躓いている人も少なくないようである。LENOVOにとっては、上の七回タップすることも含めて、あまりタブレットを弄って欲しく無いと言うのが本音だから、扱い難くしているのだろう。

なにも特別なことはしていないのだが、ここまで至るに大分の時間が経過している。もう少しまともにインターフェースの勉強をしておけば良かったと思う。仕事でこのようなことをやるのも厭で今日に至るが、趣味でITを遣るのはもっと厭である。思い通りコムピューターを使いこなすのは楽しみであるが、そのためには何倍もの時間を消費するのも確かである。

ボールダーで問題を解決する喜びと征服感はここには無いのだが、少なくとも壊れたソフトを修正するのとは違って、遣れば遣るだけ克服できることは間違いないので、もう少しタブレットを弄ってみよう。目がしょぼしょぼする。



参照:
飲まず食わずのIT労働 2014-08-25 | 生活
遠隔操作真犯人の二面性 2014-05-21 | テクニック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

指の感覚の選択能力

2014-08-26 | テクニック
OSアンドロイドを弄るには至っていない。だからそのシステムについてまだ十分に把握できていないが、それでもタブレットを使い出して、使用前に感じていた印象とは幾つか違う面を感じるようになってきた。

使用前の印象は、キーボードも無く、画面も小さく、仕事をするにはあまりにも中途半端でありながら、手軽に持ち運べることから、アイフォンでは不都合な提示などのプレゼンテーションなどの機能性のある端末機器としての存在価値といったところだった。

その印象は大分違っていた。なによりもノートブックではありえない操作感や使い道が拓く光景が予想外であったのだ。例えば、WEBCAMなどが中継されているUストリームを開くと、世界中のそれが上から下までヒラルヒー無しに並んでいるのである。使用言語やGPSの情報によってアルゴリズムが作用していることでそのプログラムを感じさせるのも面白い。

なるほど通常のホームページでもそうしたものが並んでいるサイトはあるのだが、ページを捲ると言う作業、つまりウィンドーズのデーターシステムではないが、そうしたヒラルヒーの存在は否定できない。それが伊丹空港の管制の声が流れる管制塔からの光景から、夜中の密林の獣の鳴き声までが一緒に並んで、けたたましい騒音を上げる博多駅前のセミの鳴き声の通勤風景などが、これまた「スタートレック」のオリジナル音声でのDVD放映などと並んでいるのだ。

だからと言って、タブレットでの世界が決して個人主義的な世界ではなくて、むしろクラウドを代表とするような情報の集中とその傘下にある無名性の世界が其処に広がっているのである。要するにタブレットの世界にはプライヴァシーというようなものが存在しない。その点、如何にノートブックの世界は如何に個人的であるかが分る。

そこでは、明確な目的を持った検索と情報の収集があって、反対にタブレットでは集中した情報の洪水の中で瞬時の判断で情報を選択していく決断に迫られる。社会生活において、前者よりも後者が重要視されるその能力である。それはクリックの操作感ではなくて、指の動きの感覚的な選択として行われる。

ノートブックではあまり経験しなかった、例えば動画の一部拡大などは、明らかに新しい映像表現の契機であり、アイフォンなどでは便利上使われている機能が可也表現などに与える影響が大きいとも感じた。ペーパーホワイトほどではなくても文字を読むのに手に持って見易い角度で読めるのはやはりノートブックでは不可能なのだ。

先週東京で若い学生を教えている人が、「最近のコミュニケーション」に言及して、本来は科学技術で広いがるはずのそれが、むしろ狭い世界に閉じ篭る傾向があるというのである。そのことと関連するかどうかは分らないが、路上でTV電話を掛けている人を見たことが無い。技術的になんら問題の無い通話方法であるが、殆どの場合は室内などで落ち着いてスカイプなどでなされているようだ。理由は分らないが其処には社会的な影響と言うものが深く関わっていることだけは分る。

昨晩初めて気がついた。キンドルもYOGAも実は、耳にたこが出来るほどネットでCMやっていた。後者に関してはLENOVOしか分らなかったのだが、タブレットの宣伝だったようだ。無意識のうちに消費行動が影響されている広告の鑑のようなものかもしれない。



参照:
飲まず食わずのIT労働 2014-08-25 | 生活
へロー、タブレットと釜 2014-07-27 | 雑感
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

科学技術発展のイタチゴッコ

2014-08-17 | テクニック
眼がしょぼしょぼである。キンドルを弄っていて疲れた。タブレットはPCからも両方向やり取りできるようになったが、完全にLANに組み込まれたわけではない。急ぐ用も無いので、時間を掛ける心算だ。まだANDROIDを弄るには至っていないが、キンドルとLAN絡みでもう少し勉強してみないと分らない。

なによりも嬉しいのはレノヴォ「ヨガ」の蓄電池の強さで、夜中に充電しておけば、一日中蓄電量を気に掛けずに使い回せることだ。聞くところによると携帯電話よりもLANの下にいる限り圧倒的に使いやすい。なによりも、画面も大きく、PCとのコミュニケーションもやり易いので助かる。

なるほど写真などにおける画質はノートブックに及ばないが、丁度良い距離でも文字も読めるので使いやすい。もう少し文字を読んで感想を述べたいが、専用機の辞書機能などは付いていないが、とても素晴らしいと思ったのは音声による検索とその回答で、回答はフランス女性にして貰うことにしている。

嘗てスタートレックのスポック副船長が使っていたコムピューターとあまり代わらない。音声識別はここ十五年程大手のテレコムなどのお客様電話で御馴染みであるが、大分精度が良くなっているのを感じる。これももう少し遊んで感想を述べてみたい。

キンドル関係では、無料でダウンロードして、同期をするので、どうしても気分が悪いので - ビンラーディン暗殺ではないがGPSも付いているので、ターゲットが何ページを読み終えたところで無人戦闘機でピンポイント爆破暗殺指令も全く問題ない -、多くの人はPCの方にバックアップしたいと考えるのは当然であろう。そこで、様々な方法が書かれているが、コピーとなると違法性がある。本当の問題はAMAZON側にあって、所有権などの問題となるところである。更に著者や出版社に対して電子書籍化への圧力を掛けて大問題となっていることの意味が漸く分った。

フェースブックほどではないにしても、顧客の個人情報を集めることが無事だけでなく権力となることから、まさしく「ラインの指輪」ではないが、所有権まで脅かす問題となる。反対に、コピー防止をすり抜けようとする側の活動も盛んのようで、ここでもグローバリスムの問題となっている。上のアマゾン問題も、音楽におけるコピー防止と著作権問題などと同じく、少なくと権力が集中するという悪弊が蔓延る。

ガラス保護シールを貼った。二枚組みで決して安くは無かったが、反射防止シールにもなっていてとても見やすくなって、指紋が付かなくなった。張るのに苦労して、一枚目は放棄したが、二枚目は何とか使い物になった。但し切り方が若干大きめで端を完璧に収めるのは困難であった。

マイクロSDHCカードを初めて手に取ったが。これで32GBの容量とは驚いた。蓄電池を含めてこの分野では成長の速度が遅くなるどころか加速していそうで、二十世紀終盤に科学技術の終末論が学生などに論じられていたが、決してそのようなことが無かったのが証明されている。但しエコロジーとのバランスに立脚してという前提で、科学技術の方向が定まるということに他ならない。



参照:
ピクニックにタブレット 2014-08-15 | 生活
比較的良いヨガの初印象 2014-08-13 | テクニック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

比較的良いヨガの初印象

2014-08-13 | テクニック
Tabletを入手した。タッチスクリーンを所持するのはこれが初めてである。本当にガラスで、手の指紋がよくつく。初めてのシナ製電化製品である。LENOVOのこのYOGAの仕上がりは決して悪くない。流石にIBMのノートパソコンを引き継いだ会社である。性能は分らないが最初の印象は合格である。

使い勝手はこれからとなるが、接続の準備などは結局半日ほど掛かった。先ず、WIFIのPINと間違って、立ち上がりのPINを適当に入力しまったので、リセットする方法を見つけるのに時間が掛かった。

LANには比較的問題なく入れたのだが、まだ完璧ではない。通常はLANのSSIDを隠して運営しているのだが、隠してしまうと読み込まなくなるのである。もう少し工夫が必要そうだ。総じて安全性はそれほど高くはないのだろう。

兎に角、スイッチ類が二種類しかないので、リセットなどには慣れが必要だった。更にANDROIDのソフトゆえか、弄って自分の思い通りにするのはPCよりも複雑である。それでもプロクシの設定も可能となり、世界中何処でも同じような環境でサーヴィスが受けられるのは便利である。その作業をしていて中々うまく行かないので、もしや彼の国での製品にはなにやら不便な設定になっていないかと疑ったぐらいである。

10インチであるが、予想より小ぶりの印象で、画像も期待ほどには良くないが、KINDLEで文字を読むのはあまり問題が無さそうである。但し、寝床で読むにはバックライトが明る過ぎるようで、可也の節電をしている割には最低でも明るい。十分過ぎるコントラストであり、この辺りは如何にも緯度の低い地域からの生産品だと感じられる。

画像は、偶々小澤征二の「執念」とか題したNHKのドキュメントを就寝前に観てしまったが、YOUTUBEぐらいならば全く問題が無い。まだMICROSDHCも購入していないので厳密な比較は出来ていない。使い勝手もまだ十分に分らない。

それにしても小澤の「青髭」のリハーサルなどを観たが、流石に得意のレパートリーであり、日本で公演しても世界で十分に通じると言う意識があったようだ。それ故に通常の程度から上をやれるのは当然と言う感じはした。身体が動かないというのはああしたことだと、なるほどクナッパーツブッシュが晩年はそうだったとかよく分る番組であった。スイスに保養を兼ねて訪れてと言うのも理解できた。通常のプロフェッショナルな指揮者活動はもはや困難とのことで小澤の集大成の録音などが出ているのだ。映像にもあったがルドルフ・ゼルキンとの協奏曲録音なども一つの頂点だったのだろう。

実はその前にカール・ベームの晩年の映像などを観ていたのだ。当時は老衰で指揮中に眠っているなどといわれていたが、リザネックとのリハーサルなど鬼気迫る昔ながらの厳しさがある。その音楽も身体が動かないでのテムポと言うよりは可也虫眼鏡で覗き込むような拘りがあって、その意味では楽譜の深読みということなのだろう。その点では、小澤の例とも似ているのだが、病身と老衰と言うのは大分異なるのだ。

再びYOGAに戻れば、充電池が急速に弱まるということが無ければ、二三年ぐらい変わらずに動けば価値があるだろう。価格も24000円程度なので、気軽に持ち歩けそうだ。LANの中での位置づけや、これを持ち出すときの使い方等を含めて、それに纏わる入れ物の購入など決断するには若干時間が必要である。現時点での印象は一度使い出すと、無いと不自由しそうだと言うことぐらいである。



参照:
へロー、タブレットと釜 2014-07-27 | 雑感
終に逝かれたもう一つの蝶番 2012-11-20 | テクニック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原音再生を意識させるCD

2014-08-08 | テクニック
旅行から帰って来るとSACDプレーヤーが届くように手配しておいた。明け方ベットに入ったところだが、午前八時前に目覚ましを設定しておいた。予定通り荷物を受け取る。想像していたより軽い感じである。その印象は、睡眠不足を伴って最初の音出しにも共通していた。デノンDCD1510AEと称する日本で1500SEとして知られている欧州向けの商品である。32bit7192kHzのコンヴァーターの素子AK4399は旭化成が作っているとは知らなかった。

つまり所詮デジタル機器などはアナログ回路で音の質を変えるだけでそれだけという、とてもこじんまりとした印象を受けた。特に弦楽器などは、玩具のように、つや消しのようにちゃちに響いた。エージングの問題があるので、週末中集中的に鳴らした。最も審査で重要になるのはスタジオで知っている「生音」のCDがどのように鳴るかである。原音に忠実に鳴るかであって、そこでは一切の音作りは否定的な要素となる。要するにモニター的な比較である。

弦楽四重奏を鳴らしたが、とても素晴らしく細かな部分も聞き取れるのに反して、ソニーのDATのDAを繋いだ方がより新鮮でスタディオモニターもしくは卓台を通した原音に近い感じがした。暫くそのまま聞いていると、なるほどCDドライヴが優れているのかとても高品質で生々しい音が響くのだが、そのうちに高弦などに量子化歪が感じられるようになった。なるほどこれで鋭く突き刺さるような音になっているのだと気が付いた。そしてプレーヤーのDAに切り替えるとその歪が取れてとても素直な音になった。反面、鋭さが無い分暈けた引っ込んだ感じになるのだ。

この手で最も一般的なのは中音域をイコライザーで下げたような感じで所謂欧州トーンを作る方法である。するとJBCのような張り出した音にならずタンノイサウンドとなるのである。もう一つ面白いと思ったのは残響の響き方で、お気に入りのザビーネ・マイヤーのEMI録音はなにか残響が後ろに逃げるように聞こえる。若干人工の残響を加えていてそれが目立つようになった可能性もありえる。

スタジオ機器はレヴォックスが多いのでそれらとは全く機械的に比較の対象とならない。特にトレー周りの堅牢性や早送りや頭だしの速度、十分の一秒単位のディスプレーは放送局などでは欠かせない。要するにオーディオマニアが求める音楽性やHIFIなどとはまた違う基準ということでもある。勿論アフターサーヴィスを含めての業務機器を個人の居間に持ち込む価値は無い。それでもトレーの出し入れの機械音や駆動はもう少し質が高くても良いと思うが、トレーの塗装などは如何にも振動などに拘っている感じで印象は悪くない。

さてここに来て初めてピュアダイレクトという機能を使ってみた。取扱説明書に詳しくないのだが、どうもデジタル出力とディスプレーなどを遮断することでHIFI的に純粋な音を追及するというものらしい。これを押してみて、消えたディスプレーの背後に鳴る音を聞いて瞬時に理解した。全く上の篭ったような引っ込んだサウンドが表に出てきて、まさに録音中のモニターの音を髣髴させた。少なくとも24BITマスターの音は再現できている感じである。それ以前に念のためにヘッドフォーンも使って比較したが、これならばヘッドフォーンで確認するまでのことが無く原音に近い。

久しぶりにマスター相当の音を聞いて、その録音風景や感覚が蘇り、テーク毎の出来不出来などさえ記憶に戻ってきた。そしてその出来上がりの良さに改めて驚愕した。この録音ならSACDで聞いてみたいと思わせるのだが、それ以上に制作自体が素晴らしく、恐らく曲によっては現存する最も優れた録音に違いないことを再認識した。

ここまで異なることにも驚愕したが、一般にはそれを感じさせないような作りになっているということはデジタル出力自体がかなり質の高いもので、DATのDAがかなり上質に鳴っていたことが実証された。逆に歪のように感じられたのはデジタル処理の問題なのだろうか。

USB-A を使った入力を試してみた。手元には上質のMP3音源が無いので試しにYOUTUBEやライヴストリーミングをダウンロードした。楽劇「ヴァルキューレ」が全曲で30メガほどにしかならないのでこれでは話にならないと思った。実際それをこのプレーヤーで鳴らしてみるとなるほど実況録音の程度ならばそれほど違和感は無いのだが、かつてのデジタルやアナログのラジオ生中継と比べると話にならない。音楽家なども喜んでアイポットなどを使っているが、もしこれで十分だとしたら全くSACDどころかCDでさえ要らない。なるほどオーディオメーカーが軒並み店じまいして行く筈で、そもそもHIFIなどは特殊な趣味で、結局はラジカセの大市場がこれに移ったに他ならないと認識する。

MP3の音質がこの程度なら、SACDなどに興味を持つ市場も今後も限られて結構厳しいと感じる。なるほど生録音の臨場感が全てだと感じる市場も大きく、所謂録音芸術だとかが顧みられることがなく、ラディオ放送も手薄になっていることから、複製芸術としてのメディアはもはやあまり重要視されなくなってきているようだ。技術の発展が全く其処に寄与しなくなってきているのは面白い。

さて、購入決定前に気になっていた批判点、例えばCDの読み取りに時間が掛かりすぎるなどの欠点は、使ってみると全く問題なく、こうして時間を置いた方が昔のLPの儀式に似て、じっくり聞く機会を与えるかもしれない。兎に角、SN比がCDとは思えないほど大きく感じるので、スピーカーから音が浮き上がってくる瞬間は生演奏におけるアウフタクトと同じような効果がある。また、あまり使い勝手の良くないと書かれるリモコンは事実で、これは致し方ない。

連邦共和国内で数台出ていた棚卸のシルヴァー色の商品価格640ユーロの価値は無いことはない。なぜか黒色は人気が無いようでその後440ユーロまでに落ちている。明らかにシルヴァーの方が高級感がありそうで、高値安定しているようだ。後継の商品1520AEは、デジタル入力が付いているが一部ではなぜか音質に関してあまり評判が良くないのは回路が複雑になっているからだろうか?若干改善されていると言う評価もあるが、標準価格への上積みの価値は疑わしい。

SACDディスクの安売りなどを調べたが、価格は一枚5ユーロ以下でも、ジンメルン指揮のトーンハレ管弦楽団のマーラーでは態々ハイファイテストに購入しても殆ど鳴らすことが無いように感じた。いづれもっと興味深いディスクが安売りになれば試してみたい。



参照:
チャイナ製の昔の名前など 2014-07-25 | テクニック
理のある変換とその転送 2006-04-20 | テクニック
骨董化した空間のデザイン 2005-04-03 | 文化一般
究極のデジタル化 2004-11-29 | テクニック
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャイナ製の昔の名前など

2014-07-25 | テクニック
CDプレーヤーが終に壊れた。この日が訪れるのは覚悟していたが、突然やってきた。そろそろとは思っていて、今年になってからSACDについても書いていた筈だ。トレーにお気に入りのザビーネ・マイヤーのCDを入れたときに、なんとなく動きがおかしかった。それが最後トレーの動きで、ゴム紐が切れてしまったのである。適当なゴムが入手できれば自力でも直せる可能性はあるが、外したときに歯車などが外れてしまったので、面倒な作業になりそうで、先ずは諦めた。

ソニーのX202ESと称する製品で、製造年月日は1993年10月になっている。当時オーディオマニアに人気のあった製品で確か400マルクほどで所謂人気商品であったのだ。上級のX303ESとか505ESとかは、より音が素直であったが、デジタル臭いと嫌われていたので、自分の嗜好よりも市場の人気商品ということでレフェレンスプレーヤーとして購入したのだった。約二十年間、一度の故障もなく使っただろう。当然の事ながら修理などはもはやソニーのドイツ代理店ではしないのである。ドライヴだけでも入手できるかと思ったがこれも難しそうである。ゴム以外は完動品とはいってもそうした機種でありあまり愛着もなく、それはそれで仕方ないかと考える。お気に入りのCDを傷をつけずに回収できただけでよしとしよう。

一先ずは、ボーズのライフスタイルに御椀型のNECのCDプレーヤーが付いているので、それにCDを乗せて鳴らす。BGMとしては、そのような最新のPCのそれよりも悪いようなドライヴでも、結構普通に鳴るどころか、また一寸違う周波数特性を持っているのでそれはそれで面白いのだ。要するにCDプレーヤーなどは、もはや過去の産物であり、そもそも音響的にも当初からあまり変わらないものだったのである。しかし、流石にあんちょこのプレーヤーであると情報量も限られていて、仕事のリフェレンスとしての試聴用には使えない。

さて、恐る恐るネットでSACDプレーヤーの価格を覗く。皆目知らなかったのだがSACDの本格的なプレーヤーはハイエンドにしかないようで、1000ユーロ以下ではあまり真面目な商品は見つからない。SACDの将来に関しても不透明であり、基本はCDが今まで以上に鳴って、本格的なSACDも試聴できる製品を求めることになる。

そうなるとこちらがもっぱら関心があるのは、デジタル関連の性能であって、アナログな音作りとかそうしたものではない。因みにDATの12BITのDAコンヴァーターの方が遥かに良かったので、それ以上に質が上がれば問題ない。DATも開閉が危うくなってきているのでそろそろである。一時は、これに繋いでCDドライヴだけを高級なものにしようかと思っていたのだが、SACDなどのこともあるのでやはりプレーヤーを購入することになる。

デンノンのシリーズは、ドライヴを自作していて、更に32BITのDAコンヴァーターで192kHz処理になっているというのである程度は期待できるだろう。また欧州向けの商品は日本のそれよりも音作りも大人しくしているということだがどうだろうか。 但し箱などが大き過ぎて鬱陶しいので欧州物の手ごろなものがないかも調べたい。

オーディオの山水電気が倒産したとか、パイオニアのオーディオ部門が売られるとかで、嘗ての市場も無くなっていて、そもそもSACD自体がハイエンドの世界となっているようで、PCM導入当初から予想されていたように、デジタル音響市場は消滅するしかなかったのである。寧ろ三十年間も粘っていたことの方が驚きなのである。

兎に角、今回SACDプレーヤを購入するとすれば、デノンなど日本製が狙いとなる。HIFIだけは、シナ製とか、タイ製とかならば買わないのだ。勿論ブランドだけの昔の名前などは要らないのである。



参照:
理のある変換とその転送 2006-04-20 | テクニック
我が町のエネルギーミックス 2014-02-15 | アウトドーア・環境
聖霊降臨祭のミサは如何に 2012-04-19 | 音
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WIN8より安全なXP

2014-06-22 | テクニック
期限切れのXPがWIN8よりもセキュリティー上問題が多いかどうか疑問になって来た。先日もデフェンダーを動かして掃除しても、問題となったIEのアドウェアーは消えなかった。面倒なのでIEを消去して、FIREFOXを利用することにした。メインのオペラは相変わらず快調である。

それに引き換え、無料ソフトアヴィラを装着したXPは現時点では殆ど問題なく動いているようである。上記のWIN8はXP8.1からWIN8に戻したときに全て消去したのにも拘らず寧ろセキュリティー上不確かなことになっている。

企業の大きなLANでの問題は別にして、個人の範囲での使用ならばWIN8よりもXPの方が現時点では安全だと言うことを実証している。あれほど乗換えを勧めるのは宣伝でしかないと考える。

やはりこの悪循環から抜け出すのはLINUXの最大利用のように思うのだが、なかなか時間が無くて最大利用にまで至っていないのが歯痒いのである。



参照:
一体どうなっているのか? 2014-05-15 | BLOG研究
クリーンインストールをする 2014-05-07 | テクニック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠隔操作真犯人の二面性

2014-05-21 | テクニック
遠隔操作事件が急展開している。一年前の状況では殆ど興味が無かった事件であるが、送りつけられたハードディスクを見て俄然関心が深まった。悪戯でなければ間違いなく問題のマルウェアーなどがその制作過程とともにぎっしりと詰まっているラストメッセージなののだろうか。ノートブック用のそれなのかもしれないが、三つもあるのは二桁にのぼる犯行の数々のデータを集めれば可也の分量になるということなのだろうか?この17日に大阪の浪速郵便局から発送されている。

もう一つ興味を持ったのは河川敷の携帯電話と同様に雲取山頂上三角点横へのUSBスティックの埋め込みである。今回の報道で俄然その方法等に疑問が湧いた。幾ら関東平野のローム層と言っても物を隠して、他の犬や人などが掘り起こさないように埋めるには最低二十センチほど掘らなければいけないからである。雲取山の登山道や頂上のVIDEOは様々あって、それを見ると数週間でも浅く埋めて居れば直ぐに掘り起こされかねない場所であり、本格的に穴を掘って埋めとかなければ不可能だったに違いない。それが、警察当局によって正月過ぎに見つからなかったものが数ヵ月後に見つかっているのはとても不思議である。

本当に発見されているとすれば、数ヶ月以上前に真犯人によって道具を使って深く穴が開けられて埋められていたことになり、VIDEOなどで見る限り、12月としても可也本格的なスコップ等の道具が無ければ不可能であったろう。そうした専用の携帯スコップを携行して、人の目を避けて埋めるには可也の労力と計画が必要であったろう。なるほど作業中に見られないように作業するには見張りなどの複数で行動しなければいけなかったのではなかろうか。

江ノ島の猫VIDEOに複数の男女などが映っているというが、これも真犯人がいるとすれば単独犯行では不可能である。そして先日から気になっていたのが被告の二輪車での移動である。趣味なのだろうが、フルフェース被って方々へと機動力を以て移動しているその生活形態である。

結局何かといえば、自作自演している時だけに単独犯が成り立つことが分かったのだ。そして、自分自身の場合を除くあとの事件は休職中に可能な仕事量で、超人的な仕事量でなくとも可能ではないかという結論に達した。そのことを知り合いのプログラマーに早速電話で語った。休職中に普段のように仕事をすれば可能な量であることが理解できたのだ。Cシャープの練習も、DLによる研究なども可能だったのだろう。

そのように思うと被告出演のVIDEO映像などの反応などが気になりだした。過去の犯罪歴であるそれも覗いてみると、やはりそこに映し出されている人間像とのギャップに違和感が生じた。弁護士は、そのようなことを全て承知の上で弁護活動をしている筈であるが、犯罪心理以上にその立証性を争いとしたのかもしれない。

就寝前にこのようなことを考えると不愉快になった。そして、朝一番で日本のYAHOOを開けると、結論が出ていたのだ。被告の過去の犯罪の陰湿な面と被告人の生活形態でのある種の二面性が、ヴァーチァル上では一切証拠を残さなかったのに拘わらず、現実世界での犯罪での大胆不敵でそのあまりにも杜撰な犯行に投影されていたようである。実刑判決というものがいかにこうした犯罪者の更生に全くと言ってよいほど役立たないかである。犯罪者のある種の病的な側面が観察された。



参照:
前日のリヴェンジで片付ける 2014-05-20 | アウトドーア・環境
体を解し、頭も解す 2014-05-19 | アウトドーア・環境
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイオードに右往左往する

2014-05-08 | テクニック
先日車の右のサイドミラーを車庫入れでぶつけた。少々強くぶつけたので、元に戻すのに時間が掛かった。そのために反対側のを調べて、元通りに戻したが、同時に左側のミラー指示器が点かないことに気がついた。何時から点かなくなっていたのか気がつかなかったのが、暫くは見落としていたような気がする。

そこで、カヴァーを外して室内に持ち込んで水洗いした。電球が切れているならとテスターで電通検査をしようと思ったからである。とはいってもコンタクトの穴がとても小さいのでそこに縫い針を二本指して抵抗を測ってみた。全然駄目なので、部品を取りにマンハイムまで行ったのだ。しかし出かける前に取扱書を読むとそこはダイオードが使われているというようになっている。それならば、そもそも電球が切れることはないのだろうと思ったが、それを尋ねてみて購入しようと思った。

カヴァーを付け直してテストしても点かなかった。メーカーの支店のパーツ販売所前に停めて、指示器を出すとなんと点いているではないか。結局何が接触をよくしたのかは分らないが、指でコネクターを確認してミラーの角度やらを動かして、三十分も走ると直っていたのである。そこで玄関前まで行きながら用は無くなった。帰りに三件ほど立ち寄るところがあったが、駅前の一件目は車を停められなくて断念した。

二件目はアウトバーンの交差にあるフランスのスポーツ量販店デカトロンである。話には聞いていたのだが初めて見学した。ありとあらゆるスポーツ用品の安物が並んでいる。スポーツを安くするための量販店である。まるで玩具売り場のような雰囲気であるが、クライミング用品を見つけて、その内容を検証した。シモンやペッツルなどフランス製品を中心の限られた商品構成ながら価格で興味ある商品があった。購入しようかと思ったがネット価格よりも高いので、一度自宅で比較してみることにした。送料を多めに取っているので、やはり店頭の価格がドイツで一番安いようである。

車中のラディオは、少年少女の性知識と教育に関しての座談会であったが、ニュースはコルネリウス・グルリットの死を伝えていた。最後には、ナチの押収品は持ち主に返還する覚書を記して、鑑定を承知していた。相続はどのようになっているのか分らないが、これで本格的な調査へと進むのだろうか?

そして朝五時に起こされた。緊急車両が家の横に来たからだ。火事が多いことを考えていたのだが、もしかすると病人かもしれないと思い、窓を覗くと庭の塀のところから火が上がっている。流石に写真を写すよりも先に、窓を閉めて、洗顔をして備えた。よく見ると塀の横に停めてあった車が燃えている。そこから我がワイン倉の開口部にも近いので心配していると直に煙となった。最近はディーゼル車全盛なので爆発することが無いのが安心だ。あまり強い匂いもしなかった。VWである。理由は分らないが、時刻からするとタイヤを狙った不審火とも考えられなくも無い。それ以外では小動物が電装系に悪戯をしたことぐらいか?こちらの被害は、少し垣根を燃やしたことぐらいで、殆ど無かったようだ。



参照:
朝から青ざめる日々 2014-05-04 | 生活
二晩続けの寝不足で昼寝 2013-02-10 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリーンインストールをする

2014-05-07 | テクニック
またまた、PCの前で半日ほど過ごしてしまった。今回はウィンドーズのエッセンシャルスのライヴムーヴィーが上手くインストールできなかったからだ。原因は書き換え前に使っていたWIN8.1でのそれが残っているからで、WIN8に戻してから使えなくなっていた。それでもライヴメールだけは復帰したので喜んでいたのだ。しかし写したVIDEOなどを編集して本人にメールで送ろうとするとどうしてもそれが欲しくなった。

外にも無料のソフトがあるがライヴムーヴィーメーカーはとても素晴らしく、比較出来ないほど使いやすい。スナップ序に簡単に写したものを翌日にはメールするにはこれほど簡単な編集ソフトはないと思われる。

一度消去してからリインストールしようとしてもうまく行かないので、また時を戻して再生復活機能でメールだけを使えるようにしてから、今度はモーヴィーだけをインストールするようにしても途中で進まなくなる。そこで結局フォールムなどを見て、WIN8に欠けているアップデートをしてから、MSCONFIGでオートスタートを絞って「クリーンインストール」をしてみる。それでもダウンロードしたものからインストールをして同じような場所で止まってしまうのである。そこでネットインストールの方法をとると上手く行った。

お陰でまたWIN8を弄ることになって、改めてこのOSの完成度を確認できた。前回のキャノンのコムパクトカメラとの交信にも時間が掛かったが、明らかに嘗てのウィンドーズとは異なるコンセプトなどが感じられた。早く、タッチスクリーンの安くよいディスプレーが並ぶようになって欲しい。タッチスクリーンとWIN8の組み合わせならば鬼に金棒に違いない。

知らないところからスタジオ機器のオファーが入っていた。恐らくスタジオの改築などによっての処分だと思われる。商品はシュトュダーのA827と呼ばれる24トラックのマグネットテープ記録機である。アナログファンには大変興味のあるものであろう。VIDEOなどを見ると流石に巻き戻しなどが早い。若しアナログサウンドを語るならマグネットテープの録音再生を切り離しては語れないであろう。

24トラックは必要ないが、高価なLPプレーヤーなどに拘るならばと価格を見ると、二月にメインテナンスを終えたとてもよい状態で、8000ユーロとなっていた。ある意味、本格的なLPをこの機に及んでも作ると言うならばこうしたアナルグの録音機も必要になるということである。最近気がついたように「アナログ録音よりもPCM録音がよい」という前提で、マスターと同じデジタル再生をすれば、それ以上のHIFI再生が出来るわけでないのでLPなどには価値が無い。CDで我慢をするのか、SACDに金を掛けるのか?少なくとも現状では、SACDの安売り量は限られていて、SACDを買い集めるというところまでには至っていない。アナログ録音でSACDなどという陳腐な商品も少なくない。



参照:
WIN8.1より優れたWIN8 2014-04-15 | テクニック
今日はなんとかなっている 2014-04-18 | 生活
知らなかった奥を覗く 2014-04-28 | テクニック
雨降りの日の室内生活 2014-05-02 | 生活
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知らなかった奥を覗く

2014-04-28 | テクニック
アヴィラの無料ソフトを使っている。効果の程は分らないが、結構支配力も強そうで、タスクバーの他のタスクをフォルダに入れて無効にしてしまうのには参った。

欲しいのは音量調整のメインを出すボタンだけだが、無いとなると不便なときがある。だから、サウンドマックスと呼ばれるソフトを再インストールしたり試みる。一部のソフトは指定し直すと元通りにタスクバーにアイコンが出たからである。

しかし、メイン音量調整はうまく行かないので、サウンドマックスの機能を試してみたのである、このソフト自体がまた面倒で、結局PCの付属のCDで再インストールすることになった。それが無くても必要な機能は作動したのだが、PC蘇生機能などを使ったりしてもうまく行かない。数時間掛かったが、結局ネットで情報を探し、同様な状況での解決策を見つける。

なにか4秒ルールと言うのがあるようで、それ以上経つと提示されないようだ。アヴィラが動いているときに掲示されてしかるべきスピーカー表示が出遅れて、再びチェックすれば掲示されるのだが、同じようにOSを再稼動させると同じ結果になる。

そこで、LAN機能であるユニヴァーサル・プラグアンドプレーのUPnPの指定を外して、再稼動すると真っ先にスピーカー表示が読み込まれている。これで問題が解決した。こんどはUPnPの機能が気になるのだが、ネットでそれほど複雑なことをしない限り問題なさそうである。そもそもファイアーウォールとアンチウイルスソフトの関係で制限がある。また、ファイアーウォールにてUPnPの指定を外しても結果は得られなかったが、ネットワークコムポーネントのオプションでサーヴィス内容を変えることで結果が得られた。明らかに、ファイアーウォールの機能とは関係ないということを示しているのではないか。いづれにしてももはや現役のOSで無くなったときからXPの知らなかった様々な奥を覗き込むようになるのである。

引き続き新しいMCカートリッジのエージングを続けている。仕事をしながらであるから十分に聞き込めてはいないが、再生の質はとても高く、今までのアナログ試聴の中ではかなり程度が高い。気になっていた時々プレーヤーが立てる雑音も再生音としてあまり影響がなくなっているようで、別室の第二スピーカーシステムでも聞くに堪える。本来ならばアームやターンテーブルを源とする問題であるが、この押さえられた音質のカートリッジでとても巧く雑音も押さえられている。

引き続きPCM録音LPが面白い。購入した節はその中途半端さに迷いながらも安かったかどうしても欲しかったのでLPを購入したのだが、どこか日陰の存在になっていたコレクションである。それが今度の針で鳴らすととても面白いのだ。R・シュトラウスの楽劇もよかったが、バロックの豊かな楽器のニュアンスも素晴らしい。買い控えたといってもこの種のものはざっと二十枚近くはあるようだ。相変わらず録音に不満だったのはブーレーズ指揮ザーキンのピアノのシェーンベルクの録音で、後者のショパンアルバムも録音芸術としては残念であった。

カラヤン指揮の序曲間奏曲集を第一電化製の45回転盤で聞くと、改めてベルリンの管弦楽団の20世紀の大時代性が良く出ていて、その録音とともにデリカットの全く無い殆どショービジネス的な管弦楽にへきへきする。流石にあのままではどうにもならなかったのが後任のアバド指揮の録音でよく分る。それに比較するとプレヴィン指揮のロンドン交響楽団のイマージュなどはとても上手く録音出来ている。

一通りPCM録音LPを聞くとDMM盤などを含めてプレス技術にも気をつけていたLPが多くて、購入しておいて決して損はなかったと改めて感じる。更にアナログ時代の名録音を棚から探してみたいが、今回の投資に見合うだけの精緻な音が録音されているLPがどれだけあるだろうかと少し懐疑的になっている。



参照:
今日はなんとかなっている 2014-04-18 | 生活
一時間38円の贅沢三枚 2014-04-27 | テクニック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一時間38円の贅沢三枚

2014-04-27 | テクニック
日本へ送った壊れたレコード針の交換が戻ってきた。MCカートリッジというのは針先だけが換えられないので、日本では針交換価格で適当なものが入手できるからだ。そもそもレコードプレーヤーに付いていたオーディオテクニカの製品からその交換でグレードアップし続けて、三回目の針交換となる。

一回目は本社で推薦を受けて他のシリーズからAT33LTDに交換、前回はAT33PTGになり、今回はAT33PTGIIになった。価格も28000円から一万円上がって、38000円になった。流石に考えたが、前回ものの印象が悪くなかったので、落としたくも無いのが心情であり、メーカー戦略に旨く乗っている。そもそも日本では大分昔にこのメーカーのトーンアームやMMカートリッジを使った覚えしかないのである。

自重も同じで前回と同じように取り付ける。若干ケーブルの差込が細くなっている印象だが問題なかった。ただし適正針圧が少し大きくなっているということで、確りと遠心力を調整した。

ネットなどで見ると最初のエージング前は低音が抑えられた感じだということだが、なるほど前回の製品に比較すると明らかに異なる。更に抵抗値なども変わっていて音量も弱めであることも認識できた - よいプリアンプを使っているので全く問題ない。しかし、針をブラシするときの雑音などからして明らかに押さえられた感じの品がよい。

実際に針が壊れる前に鳴らしていたドレスデンで録音された「皇帝ティトー慈悲」を比べると、あれほど張り出していた低音は無くなった反面、遠心力を掛け直したこともあるのか、とても左右のステレオ分離が良くなっていて、レコード盤の雑音もとても抑えられた感じになっている。

弦などの精緻な鳴りは、指揮者ベームの狙ったものであり録音モニター室で聞かれていたものが綺麗に甦っている。エージングの過程は別にしても、低音の鳴り方も、如何にもアナログLPらしい張ったものではなくてとても自然な感じの質を感じるので、どちらかと言えば昨今のハイクオリティーデジタルに近い感じである。

今まで鳴らしたものでは、もともと録音のバランスの悪いものはそれなりに誤魔化し無しに鳴り、良いものはとても判断しやすくなっている。ステレオ定位感も抜群であり、シューベルトの弦楽五重奏曲などもロストロポーヴィッチのチェロ演奏がよく分る。

全体的な抑えられた印象は明らかにクラシック音楽向きの音作りで、前回のタンノイのスピーカーを想起させるような音作りよりは質が高い。そこで、LPの最終期に発売されたデジタル録音LPのベートヴェンの四重奏曲を鳴らしてみる。想像通りとても落ち着いて鳴り、デジタル録音の良さが初めて感じられた。レコードプレーヤー自体が針価格とあまり変わらない程度なので、デジタルメディアほどの細やかさは感じられないが、とても清潔ですっきりした感じが爽快で、恐らくスイスの有名教会の音場が感じられた。

朝晩で時間が無かったので大きな編成の管弦楽はまだ鳴らしていないが、オペラで悪くなかったので判断は低音の支え具合だろうか。トラムペットなどの管の配合の音色も楽しみである。音の立ち上がり感なども優れているので、デジタル的な良さを感じるのだが、さてピアノはどうだろう。

クロード・エルファーの弾くドビュッシーの練習曲を鳴らす。LPの最終的な目標はマスターテープを鳴らすような音とされるが、やはりサー雑音が多いと音像が暈けてしまう。アナログの中域が張った音をして、数寄者は「芯がある」などと表現するが、実際のHIFIとはまた異なる。ポリー二の弾くストラヴィンスキーやプロコフィエフの録音は、なるほどスピード感もあるが、デジタルメディアの精緻さには適わない。

それでも針交換価格を千時間と書かれている寿命で割ると、時間当たり38円も掛かることになる。LP一枚半の演奏価格である。高級ワインを空けてしまうことを考えれば安いのだが、CDが殆ど掛からないことを考えるととても高価な音楽体験である。改めて資料として、ながら試聴のメディアとしてのCDの価値を見直す。



参照:
ストレス開放の収穫 2014-03-29 | ワイン
正夢と幻想の束の間 2008-12-31 | アウトドーア・環境
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WIN8.1より優れたWIN8

2014-04-15 | テクニック
中々気がかりなことなども片付いていないのでまだ書き留めていないことも多い。小さなことであるが、この一週間ほどは一昨年に導入した富士通のノートブックを弄らなければいけなかった。

切っ掛けはキャノンのIXYとのデーターの受け渡しがうまく行かなくなったのである。WIN8.1にアップデートしたあとからで、そしてそれにも不満を感じていたから、より合理的でコンセプトの明快なオリジナルのWIN8に戻そうとして、結局は新たにインストールすることになった。

するとリカヴァリーのDVDには英国版しか入っておいらず殆ど新たなOSとなってしまったのである。なんとか個人データーは保存されていたのを発見したが、新たにインストールしたEメーラーなどに移したりするのに時間が掛かった。なによりもIXYの読み込みに時間が掛かった。

お陰で、富士通のソフトに邪魔されて分りにくかった、WIN8の裏側を覗き込むことが出来たので、今後はデーターの管理とともにハードチューニングとなる。やはりWIN8はとても冴えた構造だと感じ、WIN95に匹敵するのではないかと感じたがどうだろう。もちろんシャットアウト機能などを付け加えておかないといけないのだが、そうしたマイナーチューニングが功を奏すること自体が優れているのだ。

まだ、LANへの復帰などに時間が掛かりそうである。天気が良いときに座って仕事をしているのは気分が悪いが、仕事のためだから仕方ないのだ。無料だと思って8.1のダウンロードに飛びついた自分がいけなかったのだ。



参照:
デジタルカメラの高機能 2013-10-06 | テクニック
ウィンドーズ8の清掃作業 2012-12-14 | 雑感
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする