Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

デジタルカメラの高機能

2013-10-06 | テクニック
小型デジタルカメラを入手した。キャノンのIXYである。ドイツではIXUSとして出ていて山仲間が持っているのを見て最近のそれは大分軽くなっていることを確認したので欲しくなったのである。今まで使っていたソニーの十年以上前のサイバーショットの204Gとでは大分重量も異なり、142Gととてもコムパクトである。重量60Gの差はカラビナ二つ分ほどの差であり無視できない。大きさは必ずしも小さい必要はないのだが、安全ベルトにぶら下げて使ってみるとやはり邪魔になり難い。最大の問題は片手での操作感で、他のファンクションボタンなどを押してしまい邪魔になる。また手の中でもう一つ落ち着かない感じは片手だから仕方がないのだろうか。

兎に角当時のサイバーショット価格からすると驚くほど安いだけでなくて、このところの円安でお得感が大分あった。何よりも古いカメラは90ユーロで一度蛇腹を直させたのだがドロミテなどでも半開きになることがあったのと、その重量では今はとてもよい中型カメラがあることに気が付いたので、お蔵行きの時期と考えた。実際に壊さずに此の侭持っていれば殆ど骨董品になりそうである。

さて、今回のカメラに期待していたのは携帯の便利さだけでなくて、ある種の速射性と写したいかたちを実現させれる機能で、素人のマニュアルでの経験以上にデジタルのプログラミングを使っての思い通りの映像表現である。勿論レンズの質などが限られているために大きくして不特定多数のコピーの出来るようなものではなくても記録映像として十分な質を確保したかったのである。望遠効果や被写界深度の設定さらにポートレート効果やソフトフォーカス、白指定や魚眼などとても瞬時にはマニュアルで出来ないことがプログラムで可能となっている。現在のEOSなどのその優れ方がこうした所謂バカチョンカメラでも認識できたのである。

結構優れていると思わせるのは、広角のアングルからのズームの扱いやすさで、なるほど十倍の倍率では本格的な望遠ではないが、ポートレート撮影などにもとても使いやすそうなのである。その他には、写真の前に自動的にヴィデオ撮影する機能は予想外に良かった。本来ならばヴィデオ撮影となると構えてしまって長丁場で回すか短めに切るかしかなかったのが、この機能でダイジェストをつなぎ合わせると使える連続ヴィデオ撮影になっている。

片手操作と共に最も問題を感じた点はWIFIのネット接続であり、その転送速度である。最初にLANに読み込むのに苦労した。その最大の理由はWIN8しか使えなかったことで、それに対応しているPCは一機しかなかったことで、LANに入るまでかなり苦労した。そして何よりも問題なのはそれなりに充電した電気を消耗することである。もう暫く使ってみないと分からないが、頻繁に転送していると可成りの消費に繋がりそうである。それでもいちいちガードを取り出したり、コードを繋ぐ回数よりは充電する回数の方を減らせればそれでよいのかもしれない。それほど必要ないと思った機能であるが、あると欠かせなくなりそうである。



参照:
レンズの違いがあってこそ 2013-08-28 | 生活
カメムシ型の無線マウス 2013-06-20 | テクニック

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