橋本屋吉次郎電子日誌

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高取城

2008-06-17 | お城巡り(日本100名城)

奈良県高市郡高取町にある高取城へ行ってきました。
この城は備中松山城・美濃岩村城とともに日本三大山城といわれています。
中でも高取城は比高(麓から本丸までの高低差)がもっとも高く、難攻不落な城であったことが容易に察せられます。
南北朝時代の元弘2年(1332)南朝側の越智邦澄によって築かれ、吉野山の南朝を守る前衛基地として使用されたものと伝えられています。
その後、時代が変わるにつれこの地を治めるものも変わりましたが、高取城は要害の地であるため、改修を繰り返し整備された城として使われ続けられたそうです。

近鉄「壷阪山駅」を下車したところに城下町が残っており土佐街道と名付けられております。(大和王権時代に土佐から移り住んだ人が多かったからこの名が付いたそうです。)
時間に余裕がある人は、この土佐街道を散策されることをおすすめします。
急いでる人も、呉服屋を改修した無料観光案内所である「夢創館」へはよるべきです。
高取城の再現CGを見てイメージトレーニングできます。

 土佐街道から高取城へは2つの道があります。
1つは土佐街道を散策しながら、宗泉寺を経由するコースです。ただし、車で行く場合は宗泉寺に駐車して1時間ほど歩くことになります。
もう1つはバス道を壺阪寺経由するコースです。このばあい本丸へ10分くらい壺坂門まで車で行けます。
私はバイクで壺坂口門下まで行きました。

登城口です。


壺坂口門です。


大手門です。


二の丸御殿です。


本丸です。


本丸からの眺めです。
残念ながら、明治6年に廃城になり、建造物は取り壊されのこっていませんが、石垣から往事の様子がひしひしと伝わってきます。

なお、「夢創館」で上映している再現CGはネット上で見ることもできます。
また、いろいろな資料も下記のページより得ることができます。
高取城CG再現プロジェクト(奈良産業大学)
http://www.nara-su.ac.jp/archives/takatori/index.html

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4 コメント

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やはり木造建築は・・・ (ほてるや)
2008-06-18 21:17:52
橋吉さん こんばんわ。
基本的に日本のお城は城壁を除いて「木造」でしたよね?やはり戦災・天災により消失してしまう事が多いですものね。これは本当に残念。その分、復元技術もハンパなく高度で、日本の技術は本当に世界に誇れる素晴らしいものと思います。
私が見た外国のお城には古いものが多かったです。なぜならあちらは「石」で出来ているからなのです。
それなりに素晴らしいもので、当時の雰囲気が伝わってきますが「風情」という意味では日本のお城の方が勝っていると思います。
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行ってみたいです (11-11)
2008-06-19 12:31:50
橋吉先生、こんにちは
写真で拝見する限り、道中もなかなか良い感じの景色やと勝手に想像しています。きっと、フォーサイトで走ると気持ちが良い事でしょう
「兵どもの、夢の後」感じて来たいと思います。
ところで「夢創館」で高取城の再現CGを見てイメージトレーニング・・ と、ありますが、何のイメトレをすればいいのでしょうか??(^-^;)
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適材適所 (橋吉)
2008-06-21 08:33:53
ほてるやさんこんにちは

この季節にお城巡りで山登りすると、すごい湿気を感じます。こんな気候ですから木造・土壁の建物が適していると思われます。ヨーロッパの城は行ったことがありませんが、現地の気候にきっとあった構造になっていると思います。
木造でも手入れ・修復をすれば結構長持ちするとは思います。ただ、文化財の意識がなかった明治期に多く取り壊されたり、戦災で消失した城が多く、誠に残念なことです。
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FSOCでツーリングでも (橋吉)
2008-06-21 08:46:45
11-11さんこんにちは

高取城は明治期に取り壊され現在は石垣しか残っていません。しかし、以前は白くて美しく壮大な建物が建っていました。また、場内には家臣の住宅もあり、多くの人々でにぎわっていたはずです。そんなイメージを脳裏に浮かべておくと「兵どもの・・・」をより感じられると思います。
談山神社は紅葉の名所でもありますので、秋になりましたら談山神社・高取城・津風呂湖温泉くらいのツーリングを企画したいと思っています。
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