橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

後ればせながら ファーストインプレ

2015-06-24 | SR400

SR400に乗り変えたのが昨年9月末
そのうちインプレを書こうと思いながら9か月経ってしまいました。

後ればせながらファーストインプレです。

1978年にデビューしたSR400は、ビッグシングルという点を除けば当時のオーソドックスなスタイルのバイクでした。
しかし、それから37年かたくなにそのスタイルを貫き通した結果を経た、現在ではこのクラスで類を見ない希有な存在となりました。

鼓動を感じることができる振動が大きい
日常使用域でトルクフルで扱いやすいエンジン非力なエンジン
37年変わらぬレトロなデザイン古くさい
250ccクラスのみの軽量コンパクトスリムボディ
アフターパーツが豊富

さらに言えばこうしてキャラがわかりやすいのも特徴といえます。
もちろん、これは(青字に感じれば)美点でもあり、(赤字に感じれば)欠点でもあります。
もちろん、欠点と感じる人はこのバイクに乗ることないですから、SRを選ぶ人はこの特徴を良く理解してのことだと思うのです。
ですから、「なんだかイメージと違うなぁ」とか「乗ってみたら、こんな欠点が気になった」ということは少ないかと思います。

【一般道】
スリムな車体は250ccクラスかと錯覚してしまうぐらいです。
しかし、スロットルをあけると力強く加速していきます。この感覚は250ccでは味わえないものです。
回転を上げてスピードを上げていくのではなく、ぐいぐいトルクを上げて行く独特のものです。
どんどんギアを上げていって低めの回転数をキープすると、独特の鼓動を楽しむことができます。あまり速度を上げず、田舎道をとことこ走るのも楽しいものです。
3000回転付近になると振動は小さくなりエンジン音もジェントルになります。タペット音の方が気になるくらいです。
SR400の最大トルクは5500回転で、発生します。
これは、その気になれば誰にでも簡単に出せるということです。
ですから、けっこう街中では速く走ることもできます。

ゆっくりでもとばしても、走行を楽しみことができます。
SR400にとって、もっとも得意で且つ良さが味わえるのは一般道なのかもしれません。

【ワインディング】
車体が軽いので、ひらひらと素直にコーナリングできます。
トコトコ鼓動を感じるぐらいの速度で、気分良く走ることができます。
低速でも粘りがあるエンジンなので扱いやすいです。
ただし、ピストンが重いので低速からの再加速は苦手です。
景色を楽しみながら、ゆっくり走るのが向いているようです。

テクニックがあれば攻めるような走りも不可能ではありません。
ただ、街乗りでは気にならなかったのですが、ふわふわしたサスやブレーキがハンデとなります。
高回転を維持して頑張れば、けっこう速く走ることもできますが、あまり気持ちよくありません。

【高速道路】
SR400にとって最も苦手なシチュエーションです。
かつて、SERROWに乗っていた私は「いくらなんでもSERROWよりは楽だろう」と思っていたのですが・・・
80km/hぐらいならば爽快です。
100km/hあたりから振動が気になります。
お尻がむずむずする感じで、とても「鼓動」なんてよべるものではありません。
乗り始めた頃は、「こりゃあSERRROWとかわんないや」と思い、80~100km/hでおとなしく走っていました。
・・・が、いつのまにかこの振動にも慣れちゃいました。

とはいえ、基本的に走行車線を走っています。
追い越し加速は鋭くありませんから、車線変更するときは後続車が充分離れていることをミラーで確認しなければ行けません。

ここでも、サスの柔らかさがときどき顔を出します。

さらに、車体が軽いために横風の影響を受けやすいです。
ただ、そんなときは上体を伏せれば幾分軽減します。


乗り始めた頃は、長時間乗り続けると手がしびれたりしていましたが、それにも慣れました。
驚いたのはお尻が痛くならないことです。
フォーサイト,シルバーウイング400とビグスクを乗り続けました。
スクーターのシートは厚くふかふかですが、はるかにSRの方が疲れにくいです。
これは乗車姿勢が大きく影響していると思います。

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6 コメント

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Unknown (ひえぴた)
2015-06-25 23:22:11
SRに乗っているライダーはまさに「青字」ではないでしょうか。
そして豊富なアフターパーツも魅力の一つだと思います。時代に合わせて細かな部分に改良はされると思いますが、基本コンセプトみたいなものは、この先も変わらない稀有な二輪ですね。
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Unknown (SevenFifty)
2015-06-26 05:40:27
おはようございます。
SevenFiftyです。

多気筒・水冷・カウル付きが好きなライダーには理解されにくいでしょう。
わたしのバイクはSRに近いものがあるのでSRは面白いと思います。
インプレは文才が無いので中々書けないです。
感覚的にはSRがもっと重くなってもっと振動がでかくなった感じです・・・たぶん。
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個性 (橋吉)
2015-06-26 17:41:56
>ひえぴたさんこんにちは
かつては、いろいろ個性的なバイクがたくさんありました。しかし、ラインアップが整理された現在では、メーカも冒険できないようで、優等生的なモデルばかりになってしまいました。
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その通りですね (taka)
2015-06-26 21:05:42
こんばんは。
インプレ、実に上手にまとめられていますね。
同じSR400FIオーナーとして、手に取るように伝わります。
色々乗りましたが、一般道に最も合うのがSRですね。
一般道の流れに合わせて走る時が、SRの一番美味しい走りですからね。
高速道路は、苦手ですねぇ。
でも、カウル無しのバイクなので90km/h巡行出来れば、実用的にはOKかな。カウルがあれば、風圧を受けないので速度アップ、モアパワーと思うのでしょうけど。
ゼファー1100でも、100km/h巡行がベストでしたから。
SR、ワインディングも面白いですよね。
サスが弱いからライダー依存度が高いので、走った時の達成感が、低い速度で楽しめます。これも、ゼファー1100に似ています。ゼファー1100は、フレームがよれたり、スタンドが接地し易かったバイクだったので。
SRの低速での難しさも、面白さですね。
原付のように半クラッチを多用しますから。

そう考えると、SRってオンリーワンの存在ですね。似た様なバイクが無いですから。
今後も、お互いにSRライフを満喫しましょうね(^^)v
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難しい (橋吉)
2015-06-26 22:37:14
>SevenFiftyさんこんにちは
「多気筒・水冷・カウル付き」それはそれで面白いと思います。ただ、カタログスペックではわからない魅力を持ったバイクもあると思います。そもそも、合理性を追求したら、バイクに乗ること自体否定されると思います。「味」を楽しむのも良いものです。
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同感です (橋吉)
2015-06-26 22:54:50
>takaさんこんにちは
インプレって難しいですね。ツーリングの記事ならば写真を貼ってその説明を述べれば混成なんですが・・・
バイクに乗り始めて34年になります。いろいろ乗り替え中で最も印象に残っているのはSERROWです。同じくロングセラーになっているSRはカタログ値の現れない魅力があると思っていましたがまさにその通りでした。
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