橋本屋吉次郎電子日誌

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能島城

2023-01-25 | お城巡り(続日本100名城)
能島(のしま)城は、村上水軍の一族である能島村上家の居城です。


村上海賊ミュージアム
所在地: 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 月曜日,年末年始
観覧料:一般 310円,高齢者 250円,学生 160円



能島城の縄張図や水軍に関わる展示が豊富です。
続日本100名城スタンプも1階で押すことができます。

展望デッキから見た能島城



大島と伯方島との海峡に位置する能島城は、周囲720m。
その南にある周囲240mの鯛崎島(たいざきじま)を出丸とし、全島が要塞化されていました。

能島上陸&潮流クルーズに前もって予約しておきました。
集合場所は、海賊ミュージアムの向かいにある、


宮窪町漁協能島水軍
所在地: 愛媛県今治市宮窪町宮窪1293-2
営業時間: 11:00~16:00 (ラストオーダー15:30)
定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)

漁港の一角にあり、レストランと物産館を兼ねています。

ここの船乗り場から出発します。


5分ほどで島に到着


船着き場に着船



南部平坦地
中世に埋められた場所で船荷のつみおろしだけでなく、道具の手入れ、軍事訓練など多目的広場として使われていました。


史蹟碑


現地案内板


向かいに見える鯛崎島
弁財天を祀る祠があります。


ガイドについて島内を見て回ります。


三之丸
建物跡が発見されています。


伯方・大島大橋
ちなみにこの橋下の一番高い部分と能島の最高点がほぼ同じ高さだとか。

三之丸の一段高いところに二之丸さらに上に本丸が位置しています。



船だまり
ここに船を着けていました。


この岩は犬走りすなわち横方向の移動に使われ、かつては島の周囲をぐるりと一周していたそうです。
また、岩に開けられた穴(ピット)は、船をつなぎ止める柱を立てるためのもので、島全体で約460個確認されてします。


二之丸
かつては島全体に桜が植えられていたが現在は倒され、切株は椅子代わりに残されています。


本丸


本丸から見た南側
一段低いところが二ノ丸、さらに低いところが三の丸です。


北の先端にある矢櫃
弓の稽古場や武器庫があったそうですが、歩道が壊れているので通行禁止になっていました。


東側
東南出丸そのさきに鯛崎出丸があります。
伝承では能島と鯛崎島の間に橋があったそうですが、発掘調査では跡が見つかっていません。


島のまわりは潮流が速く複雑になっており渦も見られ、敵を寄せ付けません。







鯛崎島のくじら地蔵
クジラの親子が島の周辺で遊んでいましたが、母クジラが居眠りしている間に潮が引いてしまい母クジラが島に取り残され海に戻れなくなってしまいました。
泣いてる子クジラを見かねてお地蔵様が海の生き物を呼び寄せ、皆で母クジラを海に戻したという昔話が残っています。

このツアーの良いところは船を巧みに動かしてくれること
したがって、片側にしかみえない景色も、方向転換することにより両舷どちらからでも見えるようにしてくれます。


75分,2,000円のツアーでしたが、結構面白かったです。



コメント (2)
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