ご存知のように2011年7月に地デジに完全移行されました。
偶然にもその前後に、我が家の2台の録画機は相次いで故障し、地デジ対応のブルーレイディスクレコーダーが導入されました。
もっとも9割以上がHDDに撮って、見終わったところで消していますし、保存するにしても、メディアの安いDVDを相変わらず使っています。
DVDでもコピー制御が掛かったデジタル放送をハイビジョン画質で録画できます。
AVCREC方式(ソニーとシャープは非対応)で録画すればよいのですが、これは従来の記録方式と違うのでパソコンでは見られなくなっていたのです。
解決策として、
① ブルーレイの読み込める光学ドライブ
② 対応するソフト(たとえばCyberLink PowerDVD の9 Ultra以降)
を用意するとよいことがわかりました。
今回の自作では、光学ドライブにPioneer のBDR-208BK/WSを選びました。
国内メーカーであること(AVCRECはまだ国際規格ではない)とCyberLink PowerDVD 10が付属しているからです。
ただ、ネットで調べてみるとこの組み合わせで、「AVCRECが見られるようになった」という口コミもあれば「見られません」という書き込みもあります。
さあ、どうなんでしょう?
確かめてみました。
まず、アナログ放送を録画(Video方式)したDVDが再生できることを確認しました。
ついで、AVCREC方式で録画したDVDを再生すると、
あれれ、再生できない。
調べてみると上記①,②の条件以外に
③ モニタがHDCPに対応している必要がある。
という要件が必要でした。
HDCPとは暗号化機能で、パソコンとモニタ間のデータ転送にて著作権保護を担っています。
なお、パソコンとつないでデジタル転送するためにはDVIかHDMI,DisplayPort端子での接続が必須で、アナログであるVGA(D-sub15ピン)端子ではダメなのです。
写真中の①はVGAで×。
②はDVI、③はHDMI,④はDisplayPortでいずれもOKです。
なお、画質は②<③<④のようです。
しかるに、私の使っているモニタはVGA端子だったのです。
もう何年使っているかもわからない15型モニタ
大きいサイズに変えたかったのですが、なぜか壊れません。
ちなみに、娘のモニタをDVI端子で接続したところ、問題なく再生できました。
2011年7月の地デジ移行の怨念がいまだに現れているようです。
(つづきます)