橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

今週末はいろいろ忙しいので・・・

2012-11-03 | 映画

待ちに待った11月2日金曜日
早めに仕事は切り上げます。
心配ご無用、この日のために今週はずっと遅くまではたらいてきたのですから・・・

向かったのは、ユナイテッド・シネマ



1,000円なんだ。
知りませんでした。
金曜日に映画を見ることなんてなんですからね。
とにかく、ラッキー

そう言えば、私も「夫婦50割引」が適応される歳になりました。
これは夫婦どちらかが50歳以上ならば、夫婦2人で2,000円になる制度です。うらやましく思ったこともありますが、この年齢に達してみると複雑な思いです。

待ち望んでいた、この日公開の映画は、


井上真央主演「綱引いちゃった」
じゃなくて・・・・


「のぼうの城」です。
さんざんマスメディアで紹介されていますので、ご存じの方も多いかと思いますが、簡単に紹介しますと、

天下統一まであと一歩、豊臣秀吉は最後の仕上げとして北条氏を攻めます。小田原城を包囲するとともに、関東に広がる北条氏の支城も次々と攻めていく。
武蔵国(現在の埼玉県)にあった忍城(おしじょう)もそのひとつでした。
しかし、領主成田氏長は兵の半分とともに小田原の応援に行かなければならず、残された兵は500人。
対する豊臣軍は石田三成を総大将とする20,000万人、兵力も財力も桁違い。
そんな中、合戦を決意し、豊臣軍の猛攻に持ちこたえます。
そこで、三成は水攻めを画策し、総延長28kmに及ぶ石田堤を建設しますが、これもまた破られます。
結局、小田原城落城後も唯一持ちこたえることができたのです。
戦の指揮を執ったのは城代の成田長親ですが、この男、武芸・体力はからきしダメ、歌や踊りさらには農作業が好きという変わり者。
その農作業も役たたずで領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」とよばれる始末。
ただ、異常なほど民から人気はあった・・・こんな男がはたしてどう戦ったのか・・・

さて、見終わっての感想ですが、
まず、城のセットが良いですね。
通常、この手の映画は櫓・城門ぐらいしか出てきませんが、
堀や土塁、御殿がけっこう史実に忠実(といっても見たこと内のですが)に作れていました。
領民の家や服装も良い感じでしたね。妙にきれいでもなく変にボロボロでもなく。
時代考証はしっかりとされているのじゃないでしょうか。

CGもすばらしいですね。
水攻めのシーンは圧巻です。
東日本大震災の影響で一部シーンはカットされ公開日は1年延長されたのですが、しょうがないですし、正解でしょうね。
ここまでリアルだと・・・

合戦のシーンも良いですね。
いままでの映画も合戦シーンはありましたが、やっぱり人数的にも場所的にも限界がありましたが、CGをうまく取り入れることによりこれからの可能性を感じました。

主役の野村萬斎の演技は芝居くさい感じがします(まあ、芝居なんですが)が、アレはアレで良い演出なんでしょうね。
浮かべた船の上で田楽を踊るのですが、あのバランス感覚はお見事です。

石田三成=経済には詳しいが、軍略はちょっと・・・という図式はこの映画にもありました。
しかし、徹底的な悪者というイメージでは描かれていませんでしたね。
負けてかつ爽やかというような・・・・・いかんいかんこれ以上はネタバレになってしまいます。

エンディングに現在の石田堤や丸墓山古墳(三成が本陣を敷いた)を紹介していました。
その中で一般に忍城として認知されている行田市郷土博物館を出さなかったのは感心です。
あそこの模擬三階櫓は位置も形も史実とは違いますし、ましては物語のころとは時代も違います。

お城好き・歴史好きの方、埼玉県を愛する方は老若男女問わず楽しめる娯楽作品だと思います。
それ以外の方はDVDが出てからでも良いかな。

コメント (12)
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