島根ツーリング2日目です。
松江しんじ湖温泉のホテルで朝食を取った後、熊野大社に向かいました。
出雲國一之宮はもともと熊野大社でしたが、いつのころか出雲大社に遷りました。
現在は制度として存在しないため、双方が一之宮を名乗っています。
出雲大社の祭神は大国主大神であるのに対し、熊野大社は父神である素戔嗚尊(スサノオ)であるので、どちらもぞんざいにはできませんね。
なお紀伊国の熊野三山との関係ですが、熊野大社から紀伊国に勧請されたという説と、全くの別系統とする説があります。
一の鳥居
松江市街から20分ほどのところにあります。
狛犬
二の鳥居
一の鳥居から松林を100mほど歩いたところにあります。
朱色の神橋
その下を穏やかに流れる意宇川
随神門
出雲大社と同じような大しめ縄
結び方も同じです。
拝殿
祭神は伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命
「伊邪那伎日真名子」とはイザナギの可愛がられる御子の意
「加夫呂伎」とは神聖なる祖なる神様
「熊野大神櫛御気野命」とは、この熊野に坐します尊い神の櫛御気野命という意で素戔嗚尊の別神名です。
鑚火殿
熊野大社の祭神は火の神様でもあり、火をおこす道具である燧臼(ひきりうす)、燧杵(ひきりきね)が奉安されています。
舞殿
稲田神社
祭神は櫛名田比売(くしなだひめ)すなわち素戔嗚尊の妻
荒神社
祭神は素戔嗚尊
熊野大社の祭神と同一でありながら、別に祠を設けているのは、明治時代の一村一社制により熊野村内にあった荒神を合祀したためです。
稲荷神社
祭神は稲荷神ですが、
稲荷神=宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)すなわち素戔嗚尊の子神というとらえかたもあるそうです。
熊野大社
島根県松江市八雲町熊野2451番
さて、いよいよ今回の最終でかつ最難関目的地の月山富田城へ向かいます。