橋本屋吉次郎電子日誌

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七尾城

2010-10-02 | お城巡り(日本100名城)

七尾城は能登国守護の畠山氏が築いた山城です。
日本五大山城のひとつに数えられるほど強固であり、上杉謙信に包囲されても、一年にわたって持ちこたえました。


本丸近くの城山駐車場。車やバイクの方はここまであがってくるといいかと思います。


駐車場にあった復元図です。尾根沿いにいくつかの郭が設けられているのがわかります。


調度丸跡です。弓矢などの武器(調度)を整えた場所です。

まだ石垣を組む技術が低かったので、何段かに分けて組まれています。
こんな山中までどうやって石を運んできたのでしょうか。


一周約50分かかるそうですが、実際は、もう少し早く回ることができました。


遊佐屋敷跡(ゆさやしきあと)です。
本丸のすぐ西側に接し、七尾城の中心部にあることから城主に次いだ守護代の地位にある遊佐氏の屋敷と伝えられています。


少し進むと、本丸の石垣が見えてきました。


本丸です。眺めもいいですからお弁当を広げるには最適かも。


一段高いところに祠がありました。櫓の跡でしょうか。

本丸から下ると、桜馬場跡です。軍馬の調練を行った馬場だといわれています。

城主畠山氏を補佐した温井氏の屋敷跡です。

二の丸跡です。

三の丸跡です。もっとも広い郭です。

おのおのの郭の間はこのような堀切で隔てられています。地形をうまく取り入れて作られています。

安寧寺の跡です。

城主の畠山氏の廟です。


七尾城攻防戦でなくなった武士の慰霊碑です。



とよの水。場内の水源で枯れたことがないそうです。

城山駐車場から4分ほど登ったところに展望台があります。

車やバイクの方は是非とも行ってみましょう。
こんな絶景が見られます。


後ろを振り返ると七尾の由来となった7つの尾根を眺望できます。

上杉謙信はこの地で次のような歌を残しています。
   霜は軍営に満ちて秋気清し
   数行の過雁月三更
   越山併せ得たり能州の景
   遮莫あれ家郷遠征を憶う

麓に戻り、城史記念館に寄ってみました。


なんと百名城スタンプは郵便受けの中にあります。

城門の扉がありました。

城史記念館の裏手には、懐古館があります。

旧家である飯田家の住宅で、いろいろな資料も展示されています。
正直言って、さほど興味はなかったのですが、城史記念館と共通券なので行ってみたところ、係の方が懇切丁寧にご説明くださったうえに謙信の漢詩「九月十三夜陣中作」を吟じてくださりり、たいへん感銘を受けました。


                         七尾城史資料館
                          懐古館飯田家
                  所在地:七尾市古屋敷町タ部8-2
                  開館時間:9:00~16:30 
                  休館日:月曜(祝日の場合は翌日),祝日の翌日,年末年始 
                  入館料:450円(両館共通)
コメント (14)
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