光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

あてどなく歩くこと、など出来なかった

2009-11-21 18:40:23 | 散策
  雨が気になる。それがないとすると、比較的気楽に、その辺りを歩くことが出来る。
せいぜい正方形でいうと、一辺は2km以内ということになる。どう考えても、行き倒れは
ないように思うので、帰って来ないといけない。すると、せいぜい2kmが限界のようで、
実際のところ立ち止まることも多いから、最短で、往復3kmというのが、結局のところ、
もっとも遠い位置となりそうだ。蟻でもそのくらいは歩ける。また虫なら、飛んで
いける。花のタネなら比べ物にならないくらいの距離。歩けないというか、歩かなくなった
というか。時間の制限が必要になる。もうそう遠くまで歩くことも出来ないし、せいぜいがん
ばって、どうだろうか、長くて1時間半くらいがいいところ。

  あてどなく歩くなど、夢の出来事となってしまった。しかし今日はもう面倒だから
時計も持たずに、ただ傘とカメさんを持って、あてどなくではなく、わかっているところ
を歩いていた。雨が降っているかどうか、細かくいうと雨の粒が落ちるときもあるの
だろう。開いている傘に雨が当たると音がするから、これで雨は間違いないが、どこに
雨と曇りの境界があるかわからない。
  こうゆう状況によく出会う。北の空は、明るく青空があり、南側は雨雲。これは
偶然ではなく、何か理由がある。海が近いこと。日本海には対馬海流もあって、太平洋側と
同じく、暖流と寒流が出会う場所がある。この辺りは、対馬海流の勢力がまだ強く、
海水温も高め。それで、冷たい空気が来ると、海から水蒸気が湧き上がって、それが上空
で冷えて、雪とか時には雨にもなるのだろう。冬型は、暖流の海水温度の高さも、貢献
している。恐らく、雪のいいところと悪いところとを合わせると、結果としてはなんにも
なしというところに落ち着くと思うけれど、
  これからは雪のありがたみを考えた方が、雪を見て楽しい。そうでないと生きて
いけない。

  上空のちょうど、雲りか雨と晴れの裂け目辺りを歩いていて、特に珍しいものに出会う
とかはなかった。あるものがあって、これといって目を瞠るものはなかった。でも、
時計を持っていない分、ちょっと時間的にはルーズであって、予想以上に時計の針は進ん
でいた。急ぐ必要もないが、まーほどほどの散歩だったという感じがする。全くのお昼の
時間で、ちょうどこれから、愛犬を連れて散歩に出かけるか、という時間あたふたと帰って
来た。それでも時計を見て、ありゃ予想以上時間がかかったこと知った。
  あてどなく歩くことはまずは、体力的に無理で、それから心配性だから性に合わない。
必ず地図を見る。この辺はもうその必要もない。

  珍しく、さほど怯えないあるいはゆっくりとしている、ネコがいて少しだけ驚いた。
さらにニャーとか鳴いたようでこれは飼い猫というか、人に慣れているネコのようである。
これだけは、あてのない散歩にくっ付いた、しかし予想外の出来事。あてのない出来事で
あった。





  朝の時間、晴れ間がある。これは貴重で、他のどの時間もこの位置に、
  太陽があることは、1年を通じてないだろう。




  赤のサザンカと、それから葉の落ちた木と、杭と、それに赤い葉の木。
  いいバランスというか、一枚の絵になった。




  雪を待つ田んぼで、ここには麦が植えられている。青い田んぼは大体
  麦が植えられている。




  前々から、ハボタンが園芸店に置かれていて、しかしなかなかそっと借景の
  機会がなかった。きょうはそのときのようである。




  見ていてよく、食べるとどうなのかなー。




  しばらく、距離があってその間のものは飛ばしてというか、
  今日のもっとも今日らしいものというと、このスイセンだろうか。




  いかにも弱弱しいが、咲いているようである。12月のスイセンもあるし
  比較的暖かだから、早く咲いたのだろう。




  ある時間は、雨の溜まった田んぼに日が輝いた。これが長続きしない。
  うらめしやで、明日もあさっても曇り。雨が降らなければいいが。

雪を待つ空のような、薄暗さ

2009-11-21 16:26:32 | 散策
  雪を待つ空のような、薄暗い雨の空がある。
  と言って、それほど寒いわけではないが、
  何しろ雨が降っている。恨めしい雨でついでなら
  雪も降らせてみろなど言いたくもなる。
 
  でも、これは本当にはならないだろう。
  本当になって、困るのは私だから。で、
  これだから今頃の雨のお天気はさっさと
  終わって欲しいのだが、終わらない。
  今日は晴れ間もあった。
  しかし、雨も降るし、感じとしてはよくない。
  繰り返しになるなー。


  それで、最近の、晩秋の大空。
  ただただ並べてみる。



 
  朝の西の空。青空がある。記憶にないが。




  細長い、妙な雲が出た日。遠くに北アルプスの単調に見える稜線。




  これも朝の西の空。穏やか。




  多少変化のある、空のファイルが現われた。




  時雨れる、感じがある。青空と白い雲、雲の影、笹。




  憎たらしい感じもあるが、すがすがしいとも思える。




  これは、雨の後かも知れない。



 
  久々に、太陽を見たときの感じがする。


アメフラシ、雪降らず

2009-11-21 06:46:11 | 散策


  雪を待つだけの、田んぼ。


  朝のお天気は、雨。また雨かと思うくらい雨。予報はいらず、ただ雨があるようなお天気。雨は強くないが、どこを見渡しても、雨雲、鉛色より少し明るい、グレイな空。晴れ間がない。雲ばかり。シトシト。アメダスの6時の気温、8.5℃、気圧は1020.9hPa、湿度は85%。風はなさそうだが、6時の値は、西南西から4m。室温は、11℃。

  きのうは夕方、太陽が出た。これはそういえばきのうに書いたこと。今日だと、たしか夜中窓越しに星が見えたので、今日こそ晴れるかと思いきや、雨。眠っている間、雨の音にあまり気が付かないが、起きる時間になって、なにか音がする。それが雨降る音だから、またかと思う。

  曇り空だからか、今はまだ夜、宵の時間、しばらく外に出ても大丈夫なようで、空を見るが星の一つも見えなかった。きのうは日没後もすぐに曇ってしまったようだ。で、仕方なく地面というか、コンクリートで覆われているところもあるが、そこにはあまり聞き慣れない言葉の持ち主、ナメクジがいる。この前近代の生き物と思えるものが結構這い出している。気色の悪いものである。他に黒い紐のような、ゲジゲジみたいなものもいる。
  よくいるのはカタツムリのようで、これは寒いからか今はいない。よく、アジサイの葉っぱなどにいるが、どこでもよじ登るおかしな生き物。これを踏ん付けるときがあるが、これも嫌なもの。

  鳥の糞は押しなべて白い。カラスのものかどうかわからないが、どこの電信柱もその下が白い。他にムクドリやヒヨドリもいる。ここには雉もいる。今は狩猟の時期でもあって、近いところで、ドンという音が連続して聞こえるときもある。なかなか、世の中複雑で、雉のオスは鉄砲で撃たれるが、鳥は平気で、その辺りを白く塗り替える。
  だからか、白はやっぱり雪がいいとも考えてしまう。