光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

シオン(紫苑)の色

2009-11-07 18:36:50 | 植物・花(秋)
  秋も深くなって、またもう晩秋というのに、秋の初めの暖かさがあったりして、3、
4日前までの一瞬の寒気の到来も忘れてしまいそうなお天気。
  この気候というか、暖かさだとストーブやらヒータはいらず、それでも使用している
電力量というのは増えているから、この主なものは暖房。それ以外だと何があるか、
PCもそうだが、これを動かす時間もさほど長くなくまた大きな電源を使わない方を主に
使うから、それもない。やっぱり、暖房関係で、冷却は関係はない。まったく、今日は
暖房いらずで、気象庁の出している、この先の予報は暖かというのは間違いがないようで、
ひとまずは安心している。遠く、あるいは近くに見える山々も霞むときが出て、これが
例年なのでこれは、しかし気温の高さと関係はないか。
 
  今日は雲が少ない。それだから、かなり視界のある空があって、しかし濁りはあるから、
夕日はあっさりと落ちたが、その後の星はというと、見えてくるのが木星くらいで他は
わからない。もうそろそろ夜の空にコウモリが飛んでいいはずだが、その姿がまだわから
ない。コウモリもいる場所がなくなったということだろうか。

  花の色が青い、というバラが売り出されて、それをTVで見ているが、それの研究には
かなりの時間がかかったという。遺伝子工学の技術が使われていて、その考え方というか、
基礎的なものはずいぶんと昔からあって、しかしそれを具体的に何かに応用するというのが、
難問だった。私が学生のときもすでに遺伝子操作云々の話しはあったようだがはっきり
しない。それでも「分子生物学」がもてはやされた時代でもあって、それDNAだ、RNAだ、
その他、生き物を分子のレベルで理解するというのが、はやりであって、これはあるところで、
生き物と「そうでないもの」の接点みたいなものが出来たということだろう。もっとも、
この考えはもっと昔からあって、
  遺伝子の本体がDNAで、その構造を決めた、ワトソンとクリックの名も席巻している。
すでに誰もが知っているかのような時代で、実際にそれがさらに爆発的な勢いで、発展して
ゆく時間があってこのとき、ある人は、あまりの変化についていけないという思いをした方が
多かったのではないか。私もそうだが。

  もともと生き物か、そうでないかの違いがあって、それからその違いはあるが、
やっていることは、特にエネルギの法則に矛盾しないということで、化学の考えがその
まま生き物のエネルギーの使い方に応用できるというものだった。問題は、もっと他の
やはり生き物と、それとそれ以外の、非生物とはどう違うかだと思うが、この辺りのことは
もうわからない。

  花の色でいうと青いバラで、青いバラがどうしてそう好まれるのかあるいはそれが
期待されるのか、これについても少し話しとして読んだ記憶があるが、今回の青いバラと
いうのはスミレの持つ遺伝子をバラで働かせて、それで青い色を出すというものらしい。
すべてTVとかで知ることなので、こうゆう言い方になる。で
  デジタルTVで、そのバラの色を見ると、たしかに青いような感じもした。で、もっとも
青い色というと、そのスミレの色かというと、あまりそうゆう感じがしないのは、スミレ
そのものが割りと地面にべったりと育つものというもので、率直に青いというと、どこに
でもあるアジサイの花の色で、結構堪能できる。

  昼に歩いて、この菊の花はシオン(紫苑)かなと思う。名前で「しおん」という方もいる
し、シオンという文字の並びは、カタカナで書くと意味が広がる感じがする。で、紫の字が
あるから、今の青のバラの花の色は見かけ上はシオンの花に似ていると思える。

  以下にシオンの花、その他賑やかな菊の花。シオンより、紫苑の方がいいかも知れない。





  紫のシオンに、黄色い菊の花。菊だろうね。




  その黄色の方。




  これはたしかに、紫の色。青色というのはないようだ。




  黄色のその二。




  これは白色。色の感じでゆくと、白というのは一番扱いやすい感じがする。
  黒の反対だからか。




  上のシオン、黄色い菊、を日のある方向から見た。しかし、ここに日は
  当たっていない。




  日の当たる、白い菊。

小春の、小径の色付き

2009-11-07 16:16:37 | 植物・花(秋)
  今日も暖かな日で、風が弱い分、暖かさが
  気温の割に強く感じられる。10月半ばの感じだろうか。

  小さなところを歩いているので、同じような景色というか、
  花があり、木があるが、さて今日はどこを歩くかというのは
  それこそ棒でも倒して決めないといけないかも知れない。

  それで、東西南北、四つの方角があるとして、
  今日は南側。それでも細かいところを見ていると
  いやや、これは新発見かというのが道を歩いてわかる。

  小さな子供連れのお母さんが、はしゃいでいる。
  何かと思えば、子供さんが畑のダイコンを、それの持ち主の
  方と思われる人に教えられて引っこ抜いているのである。
  なかなかいい景色ではないか。




  赤いサザンカの花。




  サザンカの花もいろいろ。で、光の加減もあるが、ちょっと光が強すぎる
  かも知れない。




  よく見る形の花。白いのは色が飛んでしまう。でも、これからも
  木の花というとサザンカとなるので、何でも撮っておく。




  イチョウは葉の残りが少ない。




  あれだけ緑濃かったイチョウの葉も枯れて散る。



  
  遠く北アルプス。大体霞んで見えるのが普通である。




  再びこの花、黄色い花に会う。なにか変化があるかというと、
  そうでもないようだ。




  花が開くというより、伸びるという感じ。

  秋の小春の小径の歩き方は、始まったばかり。

晴れで、暖かな朝

2009-11-07 06:46:28 | 散策




  朝のお天気は、ほぼ快晴。東の空に雲があって、もうすぐに日が出るが、その前にこの雲が赤く染まってきれい。風がある。南南西から5mとあって、木の枝が揺れている。鳥の声。暖か。アメダスの6時の気温、13.1℃、気圧は1021.0hPa、湿度は67%。室温は、15.5℃。

  11月とは思えない暖かさ。南の風も強いが、その風を浴びてもさほど顔が歪むほど冷たくもなく、ほどほどでまた目が覚める感じもなく、その風に向かって最初はヒヨドリの群れが、ついでカラスの群が舞い上がった。鳥のいるところがまだある。カラスは田舎より、都会の方に多いというのはこれは当たっていて、その群れの大きさは、この辺りと比較にならない。カラスも都会が、街がいいらしい。逆にゆうと、田舎はカラスにとって棲みにくい。恐らく巣など作るところがないのではないか。

  虫の姿も見ない。写真の虫は、セイタカアワダチソウの頭にいたものだが、ずいぶんと地味な虫である。セイタカとはいいながら、十分見下ろせる高さ。そこに、ちょこんとお化けの虫のようなものがいる。
  この辺りは空き地で、今も結構草があって、そこにチョウが止まり、またテントウムシがいる。テントウムシは、セイタカの花の中に隠れていたりもする。セイタカアワダチソウの蜜を吸うチョウもいるが、その数は今は少ない。これからも、数は増えないだろう。
 
  6時38分であるが、北アルプスの稜線が真っ赤になって、というか黄金色に輝いて、その一番明るい場所は、剱岳と立山の中間辺りである。立山よりかも知れない。6時40分で、もう時間の問題で、珍しく山が見えて、稜線からだが日の出の瞬間を見ることが出来る。これは珍しく、もうすぐこの景色も見えなくなると思うが、どうか。