光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

金星だけが輝いている。

2009-02-02 18:57:19 | 散策
  日が沈む前の少しの間、太陽は面積のある光球として見えていた。結構な雲があることで、この光の玉も、まあるく肉眼で見えている。

  そういえば、きょうの朝も、晴れのお天気、太陽の出る位置もだんだんと真東に近付く。もう冬至からは一ヶ月以上たっているから、太陽も春分のときに、真東にあるように、戻って来ないといけない。この位置の動きは、角度にして、結構あるから、もう目で見ていても冬至の頃の太陽の位置よりも、かなり東の位置に近付いていないと、おかしくなる。公転していないということにもなって、しかしそうゆうことはあり得ない。
  今朝の、日の出を見つつ、そう思った。また日の出の時間というと、ここではアルプスの稜線から出てくるときのことだが、はっきりと早くなっていることを時計でたしかめた。ただ、まだ7時だと日は出ない。明るくなるのは、6時前くらいからかで、はっきり空が明るいと思うのは、6時過ぎ、6時15分くらいかも知れない。もうそのころになると、星が消えてしまう。

  目の前にある外灯の明かりがつかないことを確認して、これでもう少し暗い星も見ることが出来ると思うが、朝の暗さに慣れてしまうと、あちこちから外灯の迷光が目に突き刺さる感じで入ってくる。外灯というものも、暗いと結構に明るく、また大して暗くもないころからも、ポッとついている。文句はいえない。でも、星を見る限る、灯りは不必要なものが多く、今の世の中では、自分からか灯りのない、そうゆうところに出かけないといけない。これも、しょうがないといえば、それで終わり。

  ときどき、明るくなる彗星が現われて、世の中を騒がせるし、また、そんなものは見えないから、「うそ」ではないか、とか「でっち上げ」とかいう、意見も聞くようで、もっともなことだなと思う。また、流れ星にしても、こうゆう流星群がありますというアナウンスがあっても、これもまずは見る人がいないといけない。多くの方が、この流れ星の美しさを知ってくれたら、と、きっと天文関係のお仕事をされている方々は思っておられる。国立天文台の先生もしかりで、このために色々と企画を練られている。でも、なかなかこれは「すごい」というものが現われてくれない。この辺りは、歯ぎしりの音も聞こえそうで、何とかならないか私も思う。

  もう一昨年になるが、ホームズ彗星という星が、大変化を遂げた。こんなものは、もう二度と見ることが出来ないだろうというもので、このことの信憑性というと、このホームズ彗星を見て、ちゃんとシロウトでも写真を撮れたということからもわかる。秋だった、2007年の11月。さほど寒くもなく、また蚊ももういなかった。
  このホームズ彗星のことを何で知ったか、これは天文関係のサイトでというのが一番で、その後天候にも恵まれて、またこのホームズ彗星は、見事に肉眼でも見ることが出来たから、多くの人がこの世紀の現象を楽しむことが出来た。こうゆうものが、もう一度くらい現われないか、今もずっと期待している。

  それにしても、冬の朝は寒い。むろん冬の夜も寒い。寒すぎる気もする。ずっと昔の、1986年か1987年のハレー彗星の接近のときは、私は上野にある、国立博物館の、ハレー彗星観望会にいった。いったはずである。たしか、20cmの屈折望遠鏡で、ハレー彗星のぼんやりしたものを見たような気がするが、そのときの、順番待ちの時間が長く、恐らく4、5時間は冷え切った建物の中で待った。このときの思い出というのは、ハレー彗星よりも、寒かったことのほうがはっきりしている。
  その後に、自分で、このハレー彗星を見ることが出来た。高い、って、値段のことだが、望遠鏡が役立ったことの一つである。

  今は、ルーリン(鹿林)彗星(C/2007 N3)が、少しだけ話題になっているが、これが、もうしばらくすると、双眼鏡クラスでも見えてくると思われる。
  ごく一般的に言って、彗星というのは見にくいもので、専門家の方の表現というか、アマチュアといわれつつ、実質、彗星関係の捜索なり、観察・撮影のほうのプロの方の表現は、なかなか素人の方には伝わりにくいものがあるので、こうゆう表現になるが、
  これが、もう少しだけ、暖かいときのものであったらなーと思わざるを得ない。今日の朝も、氷点下ではあったが、寒すぎた。2月も晴れると、寒いの何の。もっとも、晴れる可能性からいうと、この辺りでは少ないが、せいぜい晴れたときは、小型の双眼鏡くらいは持ちたいと考えている。
  どうも、金星を見ていて、妄想のようなことを書いてしまった。


  晴れ間の出た、本日のこの辺り。




  枯れアジサイはよく出てくるが、花は枯れているが、本体はもう次の芽を出している。




  枝しかない、カエデ。雪がごっそり積もるから、折れてしまう。細くても雪は積もる。




  この苔の緑が鮮やかだった。一番印象的。




  ツバキだろう、退色した葉っぱ。これは逆光では何度か出た。




  梅が開花したという。本当かいなという、梅の様子と青空。

フキと、オオイヌノフグリと

2009-02-02 16:19:44 | 植物・花(春)
  晴れ、文句のない晴れで、まだ晴れ。
  でも、きょうで終わりそうな晴れ。あーもったいない。

  晴れだと、まずは虫干しをしないといけない。
  部屋の中とか、着ているものとか、その他、体とか、気持ちとか。

  体の虫干しは、紫外線も強そうで、これは適度で止めたほうが
  よいと思う。日光浴は、気分で味わって、実際はやらない。

  その他、気持ちのほうはというと、これも虫干しが必要。
  溜め息とか、だんまりとか、ムッとした気分を
  なんとか溶解させないと。
  このためには、暖かくなったきょうは、どこかに、
  といってもすぐそばだが、  
  春の花がないか、探すしかない。

  目を皿にようにして?




  日の当たるフキがあった。これ一つしか見つからない。
  後、5分遅れていたら、日陰。

  
  さらに、よく見ると、オオイヌノフグリがあった。



  青が濃く出ている。少し光量を絞っている。大体見た感じと同じ
  色が出ていると思う。




  これは紫。光の当たり方で微妙だが、紫の感じはあった。




  拡大してみる。




  真上から。数はまだそんなにたくさんはない。

 
  もう一つ、これがあった。



  カラスウリだと思う。もうかなり時間がたっていて、中が、なぜか空っぽ。

お天気は、晴れ

2009-02-02 06:43:08 | 散策
  朝のお天気、快晴。きのうの宵の時間も、雲が多くはっきりしなかったが、きょうの朝は、晴れ。久しぶりのような気もするが、雨の記憶が強すぎる。アメダスの6時の気温、マイナス0.3℃、よく冷えました。気圧は1028.1hPa、積雪は0cm。室温、6℃、おまけして。

  マイナスまで冷え込んでいる、お天気とは知らなかった。先ほど、外に出て久々に、春から夏の星ぼしを眺めていたが、寒すぎる感じもあって、すぐに部屋の中に引っ込んだ。人間の目は便利に出来ていて、真昼間でもちゃんとものは見えるが、また夜の真っ暗なときも、昼には、見えない星星も見える。これは少し例えがおかしいか。明るいときは、瞳が閉じ、暗くなれば、最大限瞳が開いて、これが集光能力を高める。もう少し瞳径が大きいともっと暗いものまで見える。でも何ごともほどほどがいい。
  
  寒くて、暗くてとなると、どこまでもその闇に続く階段は存在するようで、こんどはそこから戻ってくるのが大変である。この辺りの、調節の仕方は人それぞれだろうけど、性格上ムッと来るとかなり底の方まで行ってしまう。なんとも思わないというのも、これは困りものだが、どこまでも沈没するというのも困りもんだ。しかし、こうゆうのは本能的なものもあるしなー。これでも、かなり能天気でいるつもりだが、しょうもないことと判断して、それで行き詰まると、だれかれとなく文句もいいたくなる。これが頭の中で渦を巻く。

  こうゆうときこそ、いいお天気が望まれるが、そのときが来た。たまには、そりゃー晴れるだろうけれどねー。
  夜の始まりも遅くなるが、そのうち朝の始まりも早く、起きたらもう明るいというときが来そうである。そうなると、こんどは星が見えなくなって、少しだけ寂しい。しかし、やっぱり明るいほうがよく、星は夜ということになる。それでいい。まだゴミを出していなかった。これからゴミ出し。外はまだ、マイナスの温度かも知れない。