北からの風が日中いっとき弱くなったが、その後またかなり強く吹いて、その風に乗って黒い雲が南西の方角に流れてゆく。きのうの夕刻と同じパターンであるが、雨はなく、また雷もない。見慣れた、少しふっくらした月が、南の空に見え始めるが、それも雲で隠されてしまう。ちょうど、上弦の前後の月が見えていて、この月ほど見やすいものはないが、また、これを拡大して見るのもなかなか楽しいものであるが、そのチャンスも、この強い北風と雲によって消えてしまう。カタカタ、何かが鳴っている。
窓から、その月が見えている。お月さんに、何かが伝わったのかも知れない。クシャミしている。目の前に、本箱が置いてあるが、金属製の昔ながらのもので、これにモニタも置いているし、また、その向こうが見えることになる。ちょうど、南南西の、さほど高くない位置に月がある。
赤い実が目立つ季節だが、名前の知らないものは、9月ころからすでに赤く、ここにある、”モチノキ”も一部、赤いといっていい実をつけている。ピラカンサの小さめの実、これは庭木である、も赤くなっているのを見つけた。ピラカンサは、大きくなるし、またトゲも出るから、確かにあった、手入れは必要なようである。このトゲは確かに防御機能を持つが、逆に自分がそのトゲで怪我をする可能性がある。なんとも、世の中はうまく出来ている。あるいは、その反対。
その点、ナンテンは、これは、柵の、あるいは垣の働きを期待するのは無理のようで、しかしこの実が赤く染まるときはかなり美しい。
ナンテンの、春に出る新葉がまずいい。この緑はさわやか。それで、そのうち花も咲く。これも見ていて写真に撮りたくなるもの。その花の分布は長細い球状に、回転楕円体状になるから、撮るのには苦労する。かなりの花が咲いて、これが赤くなれば、これこそ目の前に見ることが出来る高さに成るから、その赤い球を見ると、宝石に近い気がする、ときもある。これは、この花の実を見た、第一印象がよかったからだろう。それで、このナンテンの実を見ることになるが、どうも宝石とはいいがたく、少し気落ちする。
ナンテンの花の数は多い。しかし、結実するものは、花の状態にもよるが、あまり多くはないようである。
実がたくさん写っていると、前書きはいらないのだが、どうも写真にあるように、この個体、実が成っているものは少ない。他にも見るが、まだ何ともいえないかな?。それに実の色がまだ、赤にあるいは紅色に遠すぎる。秋の色に染まる花や虫がいて、しかしナンテンは、まだのようである。こちらの気が早すぎるのかも知れない。
きのう、オリオン座流星群について、国立天文台から、その詳しい情報が出ていることを書きましたが、その母天体といわれる、ハレー彗星は、一体、今はどの辺りにいるのでしょうか。
ハレー彗星(1P/Halley)の位置は、NASAの
Near Earth Object Programのサイトの、
ORBIT DIAGRAMSのページから、知ることが出来ます。ここの空欄に1Pと打ち込めばいいのですが、すでに、その
1P/Halleyの結果は、こちらにあります。
最初に、3次元空間で表示された太陽系が出てきますが、そのままでは、ハレー彗星は、表示されている外側にあって見えません。
Orbits:の欄から、All Orbitsを選んで、冥王星(Pluto)まで、表示させ、さらに、Zoom:のボタンを左に移動させて、全体を縮小させます。これで、ハレー彗星は、天王星(Uranus)の向こう側、海王星(Neptune)の手前に、現在は位置していることがわかります。
これ以外に、現在の位置なども算出してくれますが、長くなるので、ここで一旦ストップ。