田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

金餓死年   麻屋与志夫

2016-01-01 02:34:35 | ブログ
平成28年1月1日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

●とんでもない新年になってしまった。
カミさんのパソコンが使えなくなってしまった。
ことの起こりは噛みつき魔の愛猫「リリ」だ。
カミさんのパソコンのある机でカリカリやっているのにぼくが気づいた。
電源コードを噛み切ってしまった。

●宇都宮の量販店にパソコン持参で駆けつけたところ、
日本のトップレベルの会社なのに、
パソコンの製造からは撤退した。
電源コードはないかもしれない、という回答だったというのだ。
ともかく、正月明けまではどうにもならない。とのことだった。

●メカのことはまったくの門外漢なのでわからないが、
電源コードなどは各社とも共通にする。
などということは、不可能なのだろうか。
だいいち、買ってから三年くらいなのに、
まったく使えないなんて、おかしなことだ。
こちらはビンボウ老書生の身、
新しいパソコンを買うなどということはできない。

●カミさんは楽しみにしている「猫と亭主とわたし」というブログが書けなくてパニック。

●「あなたのかして」といわれたが、ぼくのほうもパニック。
もしカミさんにかして、ぼくのパソコンがクラッシュしたらどうしょう。
商売道具だ。
「ダメ」とにべなく断ってしまった。

●彼女の申し出で、
彼女の提案、
彼女の願いを断ったことはない。
ながい彼女との共同生活の場で、
彼女の依頼を断ったのは初めてではないだろうか。

●彼女の顔が一瞬曇る。
ああ、こころないことをいってしまった、と思ったが間に合わない。
カミさんの、ぼくに対する勤務評定が一気に下降した。
たかがパソコンのことで愛情にヒビがはいるなんて悲しいことですよね。
お金があれば新しいパソコンを買ったらと言えるのに、残念だ。

●電気系統のことには、まったく無知のぼくは、
暗澹たる思いで沈鬱な元旦をむかえることになった。

●正月があけ会社が動きだす4日が待ち遠しい。
なんとかなるのでしょうかね。

●この世界から、パソコンがなくなったらどうなるのだろう。
そんなことより、お金がなかったら、
ぼくらの生活はどうなってしまうのだ。
諸々の事情があって国民年金には入っていない。
この春に塾生が入ってくれなかったらどうしたらいいのだ。
もう、こうなったら……。

●金にたいする執着がないのは、ぼくが悪い。
小説を書くしか能がない、
ぼくは甲斐性なしなのだ。
金がなければ死ななければならない年に、ならなければいいが。

●金餓死年。金に飢餓すれば、死の年となる。などと不吉なことばかりかんがえてしまった。

●これでは、おちおち小説など書いていられませんよね。でも、書きつづけなければなりません。

●正月早々、不吉な暗い話題でごめんなさいね。




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