田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ルナちゃんは、ねらった獲物はかならずつかまえる。 麻屋与志夫

2023-06-02 10:49:07 | 
6月2日 金曜日 朝から雨
つくづくハンターなのだと思う。
ルナが目線の先に小さな虫が飛んでいるのをとらえた。
「とびついたけど、だめだったの」
虫は床に落ちたが、逃げてしまった。

GGが書斎兼寝室にはいっていったとき。
ルナは鼻づらを床にこすりつけるように。
ひくくかまえて。
部屋のすみずみをさがしあるいていた。
逃がした虫をさがしている。
まさに狩人の執念。

獲物がおおきかろうがちいさかろうが。
関係ない。

いちど、狙った獲物はかならずしとめる。

ルナだったら猫だ。
かならず、つかまえる。

その執念たるや、恐るべし。

明け方までさがしあるいていた。
寝床で明け方おきあがった。
GGはおどろいた。
ルナがまだ虫をさがしていた。

「ぱぱ、もうあきらめたら」
「趣味として書いていたら」
「あまり苦しそうでみてられないわ」
娘や妻に慰めともとれる言葉をかけられる。

GGはルナの執念を見習うことにしている。
「ご同輩。がんばろうぜ」
とかく、この世は生きにくい。
でも執念だ。
執念だ。
ネバ、ギブ、アップ。
目的は達成できなくとも。

努力する過程も、美しい。


 
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