田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

柿は豊作、烏瓜は不作。

2018-11-28 08:13:20 | ブログ
11月28日Wed.

●ことしはまだ木枯らしが吹いていない。テレビをみていたらそんなことが話題となっていた。

●田舎町に住んでいると自然の移り変わりには、敏感になる。

●ことしの夏はGGが経験したことがない酷暑だった。そしてその暑さのためかこの秋は柿が豊作だった。『街の駅』で買ってきて、たくさん干し柿を作ることができた。毎朝その自然の甘味をたのしんでいる。

●ところが同じナリモノでもカラス瓜はあまり実をつけなかった。晩秋の庭に柿と同じような色と形を見せてたのしませてくれるのに。不作だった。

●こころやさしい妻は庭の柿やカラス瓜を何個かいつも枝に残して置く。これから山にあまりたべものがなくなってくる冬、おなかをすかした鳥たちがわが家の狭い庭ではあるが、頼りにしてやってくる。柿はきれいに何日かかけて啄んでしまう。カラス瓜は、それが面白いのだが皮だけ残して中身をきれいにたべている。まだカラス瓜はのこっている。これから……鳥がきて……などとおもっていると、ある日、ふと気づく。

●カラス瓜の皮だけが北風にゆれている。

●その北風がまだふいていない。暖かなので山にたべものがまだあるのだろうか。

●柿もカラス瓜もまだ、小春日和の日射しをあびてテラテラ光っている。

   



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