田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

三毛猫って短命なのですか。リリ一年八カ月、永眠。十八年生き続けているブラッキー。 麻屋与志夫

2016-10-31 12:09:38 | ブログ
10月31日 Mon.

●一年八カ月の命、リリ。十八年生きつづけているブラッキ―。
昨日はリリの六回目の月命日だった。菊水、黄金色のカン(200cc)をベニマルで買ってきて飲んだ。真昼間から酒を飲み、ただなすこともなく、リリとの交歓の日々を想った。酔い痴れて――ペットロスからはまだぬけだせないでいる軟弱なじぶんを、思い知らされた。

●「でも……たのしかった。リリ」
「どうして死んじゃったのよ」と妻は涙声。

●小さなからだで早世という運命を、セイイッパイ生きてわが家を駆けぬけていったリリ。

●リリとの共棲は短すぎた。ほとんど、はじめから、病気つづきだった。動物病院にお世話になりっぱなしだった。だからこそ、小康を保っている時には、あんなにハシャイデ見せてくれたのかもしれない。

●生後三カ月くらいで、わが家の狭い庭に迷いこんで来た。鼻水をたらし、顔がクシャクシャだった。さっそく、シャンプーしてやった。おどろくほど愛らしい三毛猫の顔がそこあらわれた。

●妻はメロメロ、「リリ。リリ」とかたときもリリを離さない。もともとブラッキ―はパパッ子だった。わたしの猫が欲しいと妻は言いづけてきた。だからこそ、やっとさずかったわが子。といった風情でリリにやさしく接していた。

●風邪がなおった。でも風邪のためと思っていた、シワガレタ声はなおらなかった。猫らしく「ニャオ―」とリリは死にぎわの一声まで、鳴けなかった。

●「どうして、鳴けないのでしょうか」
「……」
訊いてみたが、返事はもどってこなかった。

●六か月たってからの避妊手術。エリザベスカラーをとれないまま、一か月も過ぎた。毎週病院にかよった。

●まもなく、ジッと動かなくなった。いちはやく、妻が気づきまたまた病院がよい。血液の病気だった。病名は教えてもらえないまま、死んでしまった。

●「ゴメンな。リリ」悲しいことばかり思いだしてしまった。

●「ブラッキ―。お前の命、少し分けてやればよかったのに」
とんでもない言葉をブラッキ―に投げかけた。

●酔いがまわった。次回がよろしいようで――。

   ブラッキー
   

   

   リリ
   

   


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