田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

雨はあがったが、寂しさはつのるばかりだった。  麻屋与志夫

2015-11-26 18:28:36 | ブログ
11月26日 木曜日

●病院をでるとさいわい雨は止んでいた。
故郷鹿沼の街を少し散策した。
あまりに、街の様子がかわってしまったので、
寂しくなった。

●この夏亡くなったR君の家の前を通った。
彼は、すばらしい俳句作品を遺してくれた。
まだ50代だった。
彼の父親が友だちだった。
生まれた時からだからR君のことは知っていた。
なんとも悲しい、寂しくなった。
まだまだこれから、すばらしい句作をつづけてもらいたかった。
いつも彼が乗っていた自転車がポッンと玄関のわきに置いてあった。
それがいかにも冬の日らしかった。

●街に古い家が少なくなった。
建売住宅が多くなった。
一軒一軒デザインのちがった古民家を見るのが楽しみだったのになぁ。
住んでいる知り合いも、代替わりしてしまった。
同年輩で元気に生きている人がいなくなった。
これでは寂しくならない方がおかしいというものだ。
生きていても、健康な生活ができないのでは意味がない。

●若い時から知的なことに興味をもち、
趣味としていた人は、
結構毎日忙しく充実した生活を送っている。
そういう意味でも、R君の早過ぎる死は残念で仕方がない。
これから鹿沼において、イイ指導者になっていったはずだ。
残念だ。

●わたしもいままで、ずいぶんと読書会とか、文学サロンなどを催してきた。
でも、結局散文を書こうとする、後継者を育てることができなった。

●文学的な意味では、わたしの故郷鹿沼への想いは、ずっと片思いだ。



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冷たい雨の中でかんがえたこと。 麻屋与志夫

2015-11-26 13:45:28 | ブログ
11月26日 木曜日

●朝から冷たい雨がふっている。

この冬初めての寒さ。

群馬県の草津では雪が降っているとテレビで報じている。

なるほど雪で白くなった屋根屋根が映っている。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む

――三好達治の詩を口ずさみながら外出した。

ブラッキがダニにとりつかれた。

それがいつも一緒に寝ているわたしにもうつり、

病院にかかってから早一月。

もういちど、念のためにクスリをもらいに出かけた。

●それにしても、いよいよ寒くなってきたものだ。

北国の長い冬の始まりだ。

●今年こそ、多作するぞ。

●掘りごたつで頑張りぬいてやる。



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夏の日の水神の森
著者麻屋与志夫
150円(+税)  (税込 162円) 

超伝記の世界に生きる男の、朱色への恐怖がかもしだす心理サスペンス。あなたは、その裏に隠れていた恐怖に耐えられますか!

人狼よ。わたしはお前の早贄(はやにえ)なのか。保存食なのか。朱色の恐怖に慄く男は敵である人狼に怒りをたたきつける。その誕生のときより、悪霊のような人狼に狙われた男。三度の襲撃から辛うじて生き延びてきた。画家を志しながら成れなかった男。父に疎んじられ、学校の先生からも、クラスメイトからも、周囲のすべての人から迫害された男がたどり着いた出生の秘密。 朱色――あるいは鮮血の赤への恐怖は、生きながら血をながし人狼の生贄となるはずだった男の恐怖だった。餌とされ、生肉を咀嚼されたかもしれない記憶の底にわだかまる恐怖。超伝記ホラー作家を責め苛む恐怖の世界。そして、生涯優しい日本的な朱色を自然との調和を目指した三村節子画伯との思い出。美と醜。優しさと残酷さがいりみだれる世界。ラストに驚愕の事実が明らかになる。

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